孤独な皇子に愛の手を 53
床に伏していた皇太后も漸く起き上がり、皇族としての威厳を取り戻し始めた ずっと皇太后の看病をしていたチェギョンだったが、漸く東宮に戻る事にし足取りも重く東宮に向かって行く もちろん≪信じて待つのみ≫と言った言葉は嘘ではない だが、シン不在の東宮は、夏だと言うのにどこか寒々しく感じた 東宮の玄関口が見えてきた時、その前に見覚えのある顔がチェギョンを待っていた...
View Article孤独な皇子に愛の手を 54
その夜・・・シンとコン内官そしてチャン航空の機長は甲板に集まった 自分の居場所に戻ってからの口裏合わせをしておく必定があったからである 今回の一件は不可思議なことが多すぎる 『機長・・・今回の件は乱気流が起こってエンジントラブルが発生し、個人所有の島に不時着した・・・ そう言うことにしよう。』 『それは構いませんが殿下・・・私達が救出されたのは、隣国に向かって飛び立った場所と...
View Article週末【ふぅめる通信】
皆様~こんにちは★ 今日はまた暑いですな・・・ 暑い時に猫に触ると、もれなく毛が生えます。 (≧▽≦)ノ”ギャハハハ! 管理人もすっかり脳みそ溶けておりますわ(爆) では早速・・・今週のふぅめるいってみま~~す❤ 『あぁ・・・暑いにゃ・・・だらけるにゃぁぁぁ~~~♪』 『お姉ちゃんくっつかないでにゃ!!』 『はふぅ・・・お姉ちゃんの抱きつき攻撃から逃げて来たにゃ。...
View Article週末【マジカル・多肉通信】
皆様・・・ますます暑くなって参りました。 早速・・・今週の【マジカル・多肉通信】いってみま~~す♪ 先週のマジカル・多肉通信で 遮光ネットを掛けたと報告したじゃないですか。 ところが・・・一週間経った木曜日 じっと多肉を観察してみたら・・・ めちゃ徒長していたんです。 虹の玉は・・・伸びて緑になり 寄せ植えは・・・こんなに徒長 其々がでっかくなりすぎ君(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!...
View Article孤独な皇子に愛の手を 55
東宮に戻る車の中でシンはギョンに連絡を入れた ギョンはまるで待ち構えていたかのように、その電話をすぐに取った 『シン?』 『あ・・・あぁ。』 『早く話してくれよ。今回の一件・・・。一体何があったんだ!』 『お前・・・せっかちにも程がある。非常に説明の難しい話だ。二度手間三度手間になるのは俺も疲れる。 すまないがこれから皇室の車を迎えに行かせる。チャン航空の会長と一緒に、宮殿まで来て貰えないか?』...
View Article孤独な皇子に愛の手を 56
チャン会長とチャン・ギョン・・・そしてその部屋に集結していたコン内官や女官達が部屋から去った後 三陛下はチェギョンの元へと駆け寄った 『妃宮・・・』 『妃宮よくぞ無事で・・・』 『そなたもろくに睡眠さえとっていなかったというのに、よくぞ・・・』 皆チェギョンの身体を労わる様にチェギョンの身体のどこかに触れ、懐妊の喜びに浸っている そしてこの長かった半月のチェギョンの功績を口々に褒めたたえた...
View Article孤独な皇子に愛の手を 57
マスコミ関係者を招いた会見がシンの目論み通りに済んだ後、シンとチェギョンはゆっくり歩きながら 東宮に戻っていく 『体調は・・・大丈夫なのか?』 『うん♪すこぶる良好だよ♪シン君が帰って来てからちゃんと食べているでしょう?』 『あぁ、お前の食欲旺盛は相変わらずだが・・・』 『あ~~そうだ!そろそろキムチが無い。漬けなくっちゃね♪』...
View Article孤独な皇子に愛の手を 58
夏休みの間にシンは、あの飛行機事故で訪問が遅れていた隣国へ向かった チェギョンはどうしてもついて行くと言って聞かなかったが、やはり妊娠初期の飛行機は身体に障るという理由で 同行を断念した その代わりと言っては妙な人選なのだが・・・次期チャン航空の後継者が、万が一の為に乗務員として 乗り合わせた まぁそれはギョンの類稀なる好奇心ゆえか、親友を心配するあまりの行動なのかはわからないが...
View Article300万HITありがとうございます❤
皆様~こんばんは★ 当ブログもとうとう300万アクセス達成いたしました~~❤ これもひとえに、いつもお越しくださる皆様のおかげです。 本当にありがとうございます。 なお・・・御礼のお話につきましては 5周年記念のお話と一緒にさせていただくことにし 今書いている『孤独な皇子に愛の手を』が完結いたしましたら 始めさせていただこうと思っております。 まだ内容については未定です(爆)...
View Article週末【ふぅめる通信】
みにゃさん~~こにゃにゃちは~~★ 今日は風邪っぴきの母ちゃんに代わって アタシがナビゲートするにゃぁ~~❤ このところ・・・うちで悪さをしでかす 尻尾の長いトラ猫さんよ~~!! ほれっ・・・少しは反省するのにゃっ!! そう言うアタシも・・・盗み食いなんかしちゃったら また雷の刑・・・あうっ・・・自業自得ね。 しょんなときは~~お兄ちゃんの腕枕で ネンネするのよぉ~~❤ アタシめるちゃん❤...
View Article週末【マジカル・多肉通信】
皆様~~こんばんは★ 昨日は300万HITの記事に 沢山の方がお越しくださりありがとうございました❤ お返事も一括にさせていただき 昨日は寝倒しました~~★ ホント恐縮です。 今後ともどうぞお付き合いくださいね❤ では早速~~週末のお楽しみいってみます。 まず斑入りポーチュラカ大集合~★ マジカル1号 シャイニーピンク マジカルキューティーとシャイニーピンクの寄せ植え❤ マジカル二号 マジカル三号...
View Article孤独な皇子に愛の手を 59
第一子懐妊中ゆえ、非常に重苦しい動作ながら宮中を駆け回っている皇太子妃シン・チェギョン そんなチェギョンの後を追いかけるように歩く皇太子イ・シンの姿は、まさに宮中の名物となりつつあった 大学の入学式を目前に控えたある日・・・既に宮中では慣例行事となりつつある ≪妃殿下監修のキムチ漬け≫が行われていた さすがにチェギョンは臨月と言う事もあり、椅子に座って指導だけしている...
View Article孤独な皇子に愛の手を 60 (最終話)
それから四年の月日が流れた・・・ 皇太子殿下イ・シンと妃殿下シン・チェギョンの間には、第一子ギョムが誕生した後第二子ウナを授かった 大学卒業と同時に王族会ハン・チョルスとシム・ウンジュは挙式を挙げ・・・また皇太子夫妻の大親友である チャン・ギョンとイ・ガンヒョンも・・・長い春を漸く実らせ結婚に至った 四年間イギリスで勉学に励んだ皇族イ・ユルは、帰国時に美しい女性を伴い世間を驚かせた...
View Article偽装と現実(リアル) 1
~星の欠片~五周年記念 及び 300万HITのお話にようこそ❤ 気に入っていただけたら幸いです❤偽装と現実(リアル) 『ちょっとちょっとチェギョン早く来てよ!!』 親友イ・ガンヒョンに引っ張られて向かった先は、敷居の高い映像科の棟だった その棟の最上階まで駆け上がっていくガンヒョン・・・ついて行く私は息も絶え絶えだ 『はぁっ・・・はぁっ・・・一体どこに連れて行く気?』...
View Article週末【ふぅめる通信】
みにゃさ~~ん、こにゃにゃちは~♪ アタチ・・・めるちゃん 今週は・・・ちと調子悪くって~~病院で二回もチクンされたんだよ~~!! 仕方にゃいから~~お母さんと一緒に寝てあげるの。 親孝行ってやつにゃ♪ お母さんが~珍しく・・・色んな缶づめ開けてくれるんだけど アタチ・・・プイッてしちゃうの。 するとお姉ちゃんがやって来て ぜ~~んぶ食っちゃうの・・・...
View Article週末【マジカル・多肉通信】
皆様~こんにちは★ 気を取り直して【マジカル・多肉通信】いってみま~~す♪ まずは斑入りポーチュラカ日向ぼっこの様子(もう二鉢あるけどね) マジカル一号 シャイニーピンク(マジカルより葉っぱが大ぶり) マジカルキューティーとシャイニーピンクの寄せ植え マジカル二号 マジカル三号 マジカル四号 ゆうびポーチュラカ お花が咲いたんですぅ~~❤ 折角可愛いのに・・・ボケボケ では多肉通信いってみま~~す...
View Article偽装と現実(リアル) 2
その日から私はあのダサダサ皇太子をどんないい男に仕上げてやろうかと、コンセプトを絞り始めた なんと言ってもあれほどの手強い素材は無いだろう。きっと難航することが予想された 背がめちゃくちゃ高い癖にあのおどおどした態度。なのに変なところが俺様・・・ あぁ私の理解の範疇を超えている 大体にしてああいう前髪もっさりした男って・・・おでこが酷いのよね...
View Article偽装と現実(リアル) 3
翌日私は映像科の棟に向かい、皇太子殿下付きのチェ尚宮さんからデジカメを受け取った 『どうもありがとうございますチェ尚宮さん。それで・・・皇太子殿下はちゃんと、 ニキビ治療しているみたいですか?』 さりげなく私は探りを入れた。これでやっていないようなら、本人のやる気が無いとみなすっ! チェ尚宮さんは楽しそうに答えてくれた 『はい。昨日早速申し付かりましてニキビ予防の化粧水を購入してきました。...
View Article偽装と現実(リアル) 4
皇太子の髪をミストで濡らし、小分けにした毛の束をクルクルと巻いてクリップで留める 最後に前髪を上げた時に、この間ニキビの巣窟だった額をじっと観察する おぉ~♪かなり良くなってるじゃん。やればできるじゃ~~ん♪ そう思い私はいつも貶してばかりの皇太子を褒めてやろうと、視線を額から下ろしていった 『ニキビ・・・良くなって・・・えぇっ!!!!!!』 皇太子は目を伏せたままじっとしている...
View Article偽装と現実(リアル) 5
皇太子の満足そうな顔に、私が満面の笑みを浮かべ鼻歌交じりに東宮殿を出て行こうとした時・・・ 見送ってくれたチェ尚宮さんに念を押されてしまった 『今回の事はどうぞご内密にお願いします。』 『ご内密とは・・・私が殿下の髪をカットした事ですか?』 『はい。そうです。』 えぇ~~~っ・・・そうなの?皇太子をイケメンに作り上げた事を吹聴しちゃあダメなのね・・・...
View Article