孤独な皇子に愛の手を 14
ハン・チョルスとの電話を切った後、シンはスマホを取りだしチェギョンに電話を掛けた こんな事態も予想が付いたと言うのに、自分が抑えられなかった・・・ チェギョンが皇室警察に拘束されたという事態はやはり自分が招いた結果だと、詫びを入れるつもりだった 待つほども無くチェギョンはその電話を取った 『チェギョンか?』 『うん。』 『無事帰宅できてよかった。食事は?』 『まだだよ。シン君は?』...
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用意された昼食も摂らず東宮玄関に向かって行くシンを、コン内官が引きとめた 『殿下・・・どちらに行かれるのですか?』 『少し出掛けて来るだけだ。』 『それはなりません殿下。』 行く手を阻もうとするコン内官に、シンは哀願の瞳を向けた 『シン・チェギョンのところに行ってやらないと・・・邪魔をするな!』 『殿下・・・それでしたらイギサに迎えに行かせればよろしいかと・・・。今は目立った行動はお控えになった方が...
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≪お前の気持ちを軽くしてやる・・・≫シンから言われた言葉が妙に気にかかるチェギョンは、 慈慶殿に向かう間中、ずっとその言葉を頭の中で反復していた (私がバイトをクビになった事と皇太后様のところに行く事は・・・一体何の関連性があるんだろう。 それに私の気持ちを軽くするって?う~~ん・・・・) (恐れ多くも皇太后様の前に出るのに、こんな普段着でよかったのかな。)と今更ながらに思う・・・...
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一通りのことが決定した後、シンはチェギョンを食事に誘った 『チェギョン・・・昼食がまだだろう?俺もまだだ。東宮で一緒に食べないか?』 『えっ?シン君・・・いえ、皇太子殿下。私は女官見習いなので、そんなことは恐れ多くてできません。 これからはちゃんと≪皇太子殿下≫とお呼びしなくては・・・』 真剣な表情でそうシンに返すチェギョンに、皇太后は本日何度目かの可笑しそうな顔つきでチェギョンを窘めた...
View Article週末【ふぅめる通信】ふてぇヤロウ
皆様~こんばんは★ 本日管理人は、来年度からの組長のお仕事に勤しみ 集金業務に行って参りました~♪ 集金とはいっても地元神社の寄付なんだけどね。 いらっしゃったお宅全戸・・・ご寄付いただきました~❤ もしかして・・・才能あり?(≧▽≦)ノ”ギャハハハ! でもね・・・ご近所の奥様から 化粧水買わされました~(≧▽≦)ノ”ギャハハハ! お馬鹿です(爆) では~早速【ふぅめる通信】いってみましょう~♪...
View Article週末【多肉通信】
再びこんばんは~~★ 漸く寒波が去って春めいてきました。 春は多肉の季節~~❤ では今週もいってみましょう❤ ドラゴンズブラッド・・・モサモサしてきました~~♪ ステファニーゴールドも緑が増えてきましたよぉ~~♪ 画像追加・・・野ざらしのトリカラー 倒されて植え替えた花うらら・・・ちょっと汚れ気味 月美人・・・どんな花が咲くのかな~♪ 紅化粧・・・うっすらピンクでかわいいです。...
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食事が済んだ後、シンは慈慶殿へチェギョンを送らなければと思いながらもなかなか送れずにいた なぜなら今後女官見習いとして宮殿に住みこむチェギョンが、東宮を訪れることなど周りの目もあり できないだろうと思われたからだ 食後のお茶をお替わりしながら、チェギョンと共に過ごせる時間をなんとか引き延ばそうとするシンである 『ところで・・・女官宿舎と言うのはどこにあるのだ?』...
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翌日・・・約束した時間に皇太后の手配した車がシン家に横付けされ、チェギョンはわずかばかりの 荷物を積み込むと迎えに来た職員に笑顔で話しかけた 『申し訳ありません。この荷物と父をお願いできますか?』 『はい。構いませんがチェギョンさんはどうされるのですか?』 『私はこれで宮殿に行きます。』 『えっ?・・・』 『では後ほど~♪』...
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(ちぇっ・・・チェギョン!!) 思わず声を上げそうになるのをシンは必死に堪えた。なぜならこの場所は本殿であり、皇帝陛下の目の前だ もしその心の中に秘めた気持ちをあからさまに出してしまったら、皇帝陛下はなんの罪もないチェギョンに あの逃避行などのすべての責任を押し付け、処罰の対象とするかもしれないと考えたのだ だが当の皇帝陛下自身はシンのそのような想いなどとっくに見通していたが、宮殿の女官見習いが...
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その夜・・・シンはチェギョンに電話を掛けた 『もしもし・・・チェギョンか?』 『うん♪』 『元気そうだな。よかった。食事はしたか?』 『うん~~♪女官のお姉さん方と一緒に食べた。でもさ・・・不思議なんだよ。』 『あぁ?何がだ?』 『お父さんの作る料理の味がした。もしかしてお父さん・・・今日からお仕事したのかな?』 『今日からお仕事・・・って?』...
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皆様~~こんにちは~★ 昨日は組長仕事が忙しく 急遽お休み恐縮です。 そんな昨日、第一王子が大学生になりました~❤ 今日もウキウキと学校に行っていますわ。 いいな~~大学生は楽しそうで(≧▽≦)ノ”ギャハハハ! では今週の【ふぅめる通信】いってみま~す♪ 春の日差しをたっぷり浴びて ふかふかのふぅめるでした❤ では多肉通信に続く・・・
View Article週末【多肉通信】桃の里春爛漫~❤
管理人地方に漸く春がやってきました~❤ 我が家の花桃(源平桃) 近所の畑の桃の花(これはちゃんと美味しい実がなります。) では~~今週の【多肉通信】です。 越冬ハウス夏バージョン・・・ロールアップしてテント風(≧▽≦)ノ”ギャハハハ! 現在この場所には野ざらし隊とセダムしかおりません。 チョコレートボールが新芽モサモサ~~♪ ステファニーゴールドが緑になってきました♪...
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『じゃあね~~ガンヒョン♪』 高校入学以来部活にも入らず、何やら忙しそうにしていると思ったら・・・大変な事情を抱えていたチェギョン そんなチェギョンに手を振りながらガンヒョンは小さく溜息を吐く (まったく・・・アンタの一番楽しい時期はどうなるのよ・・・) そう思ってもその状況を変えることなどできないガンヒョンは、自分の無力さを嘆きながら 親友チェギョンの将来を案じた...
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互いの間にしんみりとした空気がどうしても流れてしまう それは相手の気持ちに気が付きながら、自分の想いを伝えられない切なさだろうか・・・ チェギョンの宿題を片付けながら、シンはそんな空気を払拭しようと思いつくまま言ってみる 『あ・・・そうだ。あの猫耳カチューシャってやつは届いたのか?』 『えっ?猫耳カチューシャ?うん。女官のお姉さんのところにね。』 『着けてみたのか?』...
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夕食後・・・本殿・皇后の部屋に向かったチェギョンは、恐縮しながら皇后付きの尚宮に面会を申し込んだ 『あの・・・尚宮様、慈慶殿にお仕えしているシン・チェギョンですが、皇后様にお目にかかりたいのですが・・・』 ここは慈慶殿ではない。このような格好では叱られるかもしれないと思いながら、 チェギョンは恐る恐る願い出た...
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その日もチェギョンは学校から宮殿に戻るとまずシャワーを浴び、身支度を整え慈慶殿に向かう 皇太后に言いつかった仕事を終えたあと、順番に女官宿舎にて食事を摂るのだ その日チェギョンと一緒に食事をした女官は三人 皆本日あった事などを報告しながら食事をする。そんな中で一人高校に通っているチェギョンは 学校内で起こった出来事などを面白おかしく女官たちに話して聞かせる...
View Articleブログ開設5周年❤
皆様~こんにちは★ ~星の欠片~も 本日4月11日で ブログ開設5周年を迎えました~♪ 5年間もこのブログでコツコツとお話を書いてきたと思うと 自分でも驚きです。 (≧▽≦)ノ”ギャハハハ! 5年間の間には色んな事がありました。 中学生だった第一王子は大学生になり 小学生だった第二王子は高校生になりました。 そして私もムーミンになりました~(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!...
View Article【ふぅめるサンデー】
皆様こんにちは~★ 久々の晴れ間に、非常にテンションの上がる 管理人でございます❤ 昨日は5周年記事に 沢山のコメントやナイスを頂戴し 誠にありがとうございました❤ 久々に驚くほどのコメントが入り、ちょっとドキドキしましたが 先程漸くお返事が終わりました。 万が一・・・お返事が書かれていない~~と言う方がおられましたら 申告してやってください。 ムーミンなので見落としがあるかも・・・...
View Article【多肉サンデー】
皆様~ふたたびこんにちは★ 庭の源平桃が満開になりました❤ てかつぼみじゃん・・・(≧▽≦)ノ”ギャハハハ! ほらね・・・紅白なんですよん♪ お友達のサキさん経由で、読み手のiguguyayaさんから 雅楽の舞を頂戴いたしました❤ すごく立派な苗でございます。 iguguyayaさん、そしてサキさん 本当にありがとうございました。...
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呼び止められたチェギョンは、その呼び止めた人物を目の当たりにし≪これは非常に困ったことになった≫と 動揺する 『きっ・・・君はシン・チェギョンさんだね?』 『あ・・・はい。コン内官様・・・』 声を掛けて来た人物は、あろうことか皇太子殿下イ・シン付きの内官だった 『なぜ女官の格好をしている?君は確か皇太后様が直々に用意なさった制服を着ている筈だが?』 年配のコン内官にはメイド服と言う発想は無いらしい...
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