お正月休みが終わり、通常営業の日常が戻って来る
私は週に一度オッパの家に通いパク先生にアレンジメントの指導を受け、それ以外の日は
頻繁に仕事帰りにオッパとデートするようになった
もちろんアレンジメントレッスンの日もオッパに送って貰っているのだから、デートしているのと同じ事だ
そんな日常を過ごしているうち、凍てつくような寒さは徐々に和らぎ・・・春の息吹を感じられる頃となった
≪来夢生花店≫の修繕も終わり、漸く私は自分の古巣に戻って仕事が出来るようになった
そしていよいよガンヒョンは挙式を間近に控え、チャン刑事とガンヒョン・シンオッパと私の四人で
挙式や披露パーティーのアレンジメントフラワーの打ち合わせなどで忙しくなって来る
やはり親友のガンヒョンには誰よりも輝く花嫁になって欲しい・・・
ひな壇のアレンジメントはどうしようとか・・・各テーブルのフラワーアレンジメントの要望などを聞きながらも
実に幸せそうな二人に当てられ気味なのが少し悔しいのか、テーブルの下でこっそりとオッパは私の手を握る
でも・・・
『チェギョン!イ・シンさん・・・今、手を握り合ってるでしょう?』
えっ?なぜわかるの?ガンヒョン・・・
『あ・・・ううん・・・』
口ごもりオッパの手を離そうとするが、そうするとオッパはさらに強く手を握り締める
『隠したって無駄よ。アンタの顔にそう書いてある。』
えっ?手を握り合ってますって書いてある?私は不思議に思ってガンヒョンに問いかけた
『どっどうしてそんなこと・・・。顔にそんなことが書いてある筈ないよっ・・・』
動揺極まりない私・・・なんとかオッパの手を離そうとするが、オッパはそれを許さない
『ふふふ・・・顔に書いてある訳ないでしょ!さっきから妙に上気した顔しちゃってさ。
でしょ?イ・シンさん・・・』
『まっ・・・まあな・・・』
オッパ・・・バラしちゃダメでしょう!!でもガンヒョンはさすがの洞察力ね。刑事だもの当然か♪
『オイオイ・・・今は俺達の挙式の花に気持ちを集中してくれよ。』
『あぁ解っているギョン。』
本当に解っているの?オッパ・・・
『とにかくさ・・・花嫁のブーケはクリスマスの時に作って貰った花束のイメージで頼むよ。
いいだろう?ガンヒョン。』
『ええ。あのウェディングドレスにきっと似合うわ、チェギョンよろしくね。』
『解った。私に任せて~♪それでね・・・会場内のアレンジメントは白い薔薇と青い薔薇をメインでってことだけど
ちょっとそれだと結婚式にはクールすぎる様な気がするの。
カスミソウをピンクにしてもいいかな?』
もちろん淡いピンクだからメインの薔薇の邪魔にはならない。
『ええいいわ。チェギョンに任せたわ。』
『うん♪』
結局打ち合わせが終わるまでオッパは私の手を握ったままだった
ギョンとガンヒョン・・・そしてチェギョンと打ち合わせの結果、白い薔薇を大量に・・・青い薔薇をメインに
俺は二人の挙式の為の花を準備した
そして挙式の前日、飾り付けに使う花を除いてアレンジメントに使用するする花は、
一旦≪来人生花店≫に運んだ
花器はイ・スンレさんが用意してくれると言う
俺が到着するのを首を長くして待っていたイ・スンレさんとチェギョンは、花が到着するなり
猛然とアレンジメントフラワーに取り掛かった
チェギョンの担当は各テーブルのアレンジメント。イ・スンレさんは花嫁花婿の座る雛壇のアレンジメント
母子が競い合う様にして明日のギョンとガンヒョンの挙式の為に力を尽くす姿は、思わず見惚れてしまうほどの
美しさだった
なるべく同じ物に近くと・・・小ぶりなアレンジメントフラワーをいくつも作るチェギョンと、
大作を作り上げていくイ・スンレさん
その姿はまるで双子の様に俺の目に映った
雛壇に飾るアレンジメントフラワーは、大まかなアレンジだけを済ませ仕上げは当日会場でするという
これからガンヒョンのブーケを作ると言うチェギョンの邪魔にならない様に、俺は≪来人生花店≫を後にした
翌日・・・そのまま挙式に参列できる様にと正装して≪来人生花店≫に向かった俺
もちろん俺の車でアレンジメントフラワーを運搬するのは無理だ
我が社の花運搬トラックと運転手も同行する
アレンジメントした花達は、形を崩さないようトラックに積み込まれ会場に向かって行った
俺とチェギョン・・・そしてイ・スンレさん・二人のアレンジメントのサポートに我が社の女性スタッフも
其々会場に向かった
ギョンとガンヒョンの結婚を祝福する為に・・・そして二人の挙式を最大限に演出する為に・・・
私は週に一度オッパの家に通いパク先生にアレンジメントの指導を受け、それ以外の日は
頻繁に仕事帰りにオッパとデートするようになった
もちろんアレンジメントレッスンの日もオッパに送って貰っているのだから、デートしているのと同じ事だ
そんな日常を過ごしているうち、凍てつくような寒さは徐々に和らぎ・・・春の息吹を感じられる頃となった
≪来夢生花店≫の修繕も終わり、漸く私は自分の古巣に戻って仕事が出来るようになった
そしていよいよガンヒョンは挙式を間近に控え、チャン刑事とガンヒョン・シンオッパと私の四人で
挙式や披露パーティーのアレンジメントフラワーの打ち合わせなどで忙しくなって来る
やはり親友のガンヒョンには誰よりも輝く花嫁になって欲しい・・・
ひな壇のアレンジメントはどうしようとか・・・各テーブルのフラワーアレンジメントの要望などを聞きながらも
実に幸せそうな二人に当てられ気味なのが少し悔しいのか、テーブルの下でこっそりとオッパは私の手を握る
でも・・・
『チェギョン!イ・シンさん・・・今、手を握り合ってるでしょう?』
えっ?なぜわかるの?ガンヒョン・・・
『あ・・・ううん・・・』
口ごもりオッパの手を離そうとするが、そうするとオッパはさらに強く手を握り締める
『隠したって無駄よ。アンタの顔にそう書いてある。』
えっ?手を握り合ってますって書いてある?私は不思議に思ってガンヒョンに問いかけた
『どっどうしてそんなこと・・・。顔にそんなことが書いてある筈ないよっ・・・』
動揺極まりない私・・・なんとかオッパの手を離そうとするが、オッパはそれを許さない
『ふふふ・・・顔に書いてある訳ないでしょ!さっきから妙に上気した顔しちゃってさ。
でしょ?イ・シンさん・・・』
『まっ・・・まあな・・・』
オッパ・・・バラしちゃダメでしょう!!でもガンヒョンはさすがの洞察力ね。刑事だもの当然か♪
『オイオイ・・・今は俺達の挙式の花に気持ちを集中してくれよ。』
『あぁ解っているギョン。』
本当に解っているの?オッパ・・・
『とにかくさ・・・花嫁のブーケはクリスマスの時に作って貰った花束のイメージで頼むよ。
いいだろう?ガンヒョン。』
『ええ。あのウェディングドレスにきっと似合うわ、チェギョンよろしくね。』
『解った。私に任せて~♪それでね・・・会場内のアレンジメントは白い薔薇と青い薔薇をメインでってことだけど
ちょっとそれだと結婚式にはクールすぎる様な気がするの。
カスミソウをピンクにしてもいいかな?』
もちろん淡いピンクだからメインの薔薇の邪魔にはならない。
『ええいいわ。チェギョンに任せたわ。』
『うん♪』
結局打ち合わせが終わるまでオッパは私の手を握ったままだった
ギョンとガンヒョン・・・そしてチェギョンと打ち合わせの結果、白い薔薇を大量に・・・青い薔薇をメインに
俺は二人の挙式の為の花を準備した
そして挙式の前日、飾り付けに使う花を除いてアレンジメントに使用するする花は、
一旦≪来人生花店≫に運んだ
花器はイ・スンレさんが用意してくれると言う
俺が到着するのを首を長くして待っていたイ・スンレさんとチェギョンは、花が到着するなり
猛然とアレンジメントフラワーに取り掛かった
チェギョンの担当は各テーブルのアレンジメント。イ・スンレさんは花嫁花婿の座る雛壇のアレンジメント
母子が競い合う様にして明日のギョンとガンヒョンの挙式の為に力を尽くす姿は、思わず見惚れてしまうほどの
美しさだった
なるべく同じ物に近くと・・・小ぶりなアレンジメントフラワーをいくつも作るチェギョンと、
大作を作り上げていくイ・スンレさん
その姿はまるで双子の様に俺の目に映った
雛壇に飾るアレンジメントフラワーは、大まかなアレンジだけを済ませ仕上げは当日会場でするという
これからガンヒョンのブーケを作ると言うチェギョンの邪魔にならない様に、俺は≪来人生花店≫を後にした
翌日・・・そのまま挙式に参列できる様にと正装して≪来人生花店≫に向かった俺
もちろん俺の車でアレンジメントフラワーを運搬するのは無理だ
我が社の花運搬トラックと運転手も同行する
アレンジメントした花達は、形を崩さないようトラックに積み込まれ会場に向かって行った
俺とチェギョン・・・そしてイ・スンレさん・二人のアレンジメントのサポートに我が社の女性スタッフも
其々会場に向かった
ギョンとガンヒョンの結婚を祝福する為に・・・そして二人の挙式を最大限に演出する為に・・・
(薔薇の画像は薔薇の奥様こと『花が好き』のkakoさんからお借りしております。
お持ち帰りはご遠慮ください。)
お持ち帰りはご遠慮ください。)