会場に向かう車の中・・・チェギョンはガンヒョンの花嫁のブーケ二つを大きな袋に入れ、後部座席に置き
俺の車に乗り込んだ
なんとなく緊張気味の顔付きをしている
『そろそろ会場ですねオッパ・・・』
『くっ・・・何をそんなに緊張している?』
『だって責任重大じゃないですかぁ~~!!』
イ・スンレさんや我が社のスタッフ達はもう会場に到着しアレンジメントの最終飾り付けに入るとのことだった
俺達も会場に到着し、運搬されてきた各テーブルのアレンジメントフラワーを飾りつける
もちろんそれは我が社のスタッフ達も手伝ってくれている
各テーブルに置かれたチェギョンのアレンジメントフラワー・・・だがその時俺は気がついた
昨日とは少し感じが違うのだ
何が違うのか分からず、俺はチェギョンに問い掛けてみる
『チェギョン・・・この各テーブルのアレンジメントフラワーだが、昨日と少し違う様な気がするが?』
『あ・・・さすがですねオッパ♪実は・・・』
チェギョンはそのテーブルのアレンジメントフラワーを引き抜いて見せた
あぁ?小さい花束がラッピングされている・・・
『ほらオッパ・・・パーティーのお花ってお持ち帰りするでしょう?
お持ち帰りしやすい様に・・・各テーブルの人数分・・・入っているんですよ♪』
驚いた・・・いくつもの小さな花束がアレンジメントフラワーとして招待客のテーブルを飾るのだ
そしてその周りをチェギョンは俺が持ちこんだ花で飾りつけていく
こう言った気配りもチェギョンらしい・・・見習うべき点だ
『さすがだな・・・チェギョン。』
『じゃあオッパ・・・私は飾り付けを終わらせちゃいますね。』
俺はチェギョンの邪魔にならない様に、我が社のスタッフの仕事ぶりを監視することにした
『あら・・・あなたそこじゃあダメよ。その花はこっちに置いて頂戴。』
イ・スンレさんは我が社のスタッフを上手に指導し、雛壇のアレンジメントフラワーを作り上げていく
白い薔薇の中に香り立ちそうな高貴な青い薔薇が映え実に美しい
チェギョンが言ったようにクールになりそうな雰囲気を、淡いピンクのカスミソウが優しく緩和している
『すごい・・・すごいです!!あ・・・あのイ・スンレ先生・・・同業他社の人間ですが
フラワーアレンジメントのご教授をお願いできないでしょうか・・・』
我が社のスタッフ達は現在自分が習っている先生よりも、数段格が上のイ・スンレさんの腕に惚れ込んだようだ
『ええ、構わないわよ。皆さんでいらっしゃって♪』
イ・スンレさんはどうやら・・・今回の挙式のアレンジメントを引き受けたせいで、生徒もたくさん
引き受けることになってしまった
だが祖母が認めるその才能が再び開花した事は実に喜ばしい・・・
会場の準備が整い・・・いよいよギョンとガンヒョンの挙式が始まりの時を告げた
ウェディングドレスのガンヒョンは本当に綺麗・・・私はガンヒョンにウェディングドレスのブーケを手渡し
それからチャン刑事のタキシードの胸ポケットに、白い薔薇をポケットチーフに包んで入れた
『すごくお似合い・・・』
『ありがとうチェギョン。お色直しのドレスのブーケもできている?』
『もちろんよ~~♪』
『このブーケすごく気に入ったわ。』
ウェディングドレスのブーケは白のカラーと青い薔薇・・・お色直しのドレスはブルーなので白い薔薇をメインに
青い薔薇を使った
幸せそうにチャペルを歩く二人をオッパと並んで祝福する私・・・
誓いの言葉では感極まって男泣きするチャン刑事に貰い泣きしちゃった・・・
結婚披露パーティーも大盛況・・・二人の同僚も緊急事態は起こらなかったらしくパーティーの間中動く事はなく
心のどこかで私は安堵する
だって・・・一生に一度の晴れの日に≪因果な商売≫で緊急呼び出しなんて堪ったものじゃない
チャン刑事とガンヒョンの挙式の間、凶悪事件が起こらなくて本当に良かった
パーティーが終わった時・・・退場する招待客に司会者が花を持ち帰る様アナウンスしてくれた
皆さん満面の笑みで小さな花束を持ち帰ってくれたのがものすごく嬉しかった
招待客が皆帰ったあとで、雛壇の花や花器を片づけオッパと共に帰ろうとすると
チャン刑事とガンヒョンは着替えを済ませ私の片づけが終わるのを待っていてくれたみたい
『チェギョンにこれを・・・』
渡されたガンヒョンのウェディングブーケ
『私が貰っていいの?』
『アンタしか・・・渡す相手はいないでしょう?ふふふ』
昨晩丹精込めて作ったブーケは私の物となった
『次はアンタの番。でも自分の挙式の時も忙しくて大変ね。ふふふ・・・』
そう言って笑うガンヒョン。確かにそうかもと私も苦笑した
チャン刑事とガンヒョンの挙式と言う一大イベントをクリアした私・・・
でももうすぐ≪フラワーアレンジメント協会≫主催のコンテストが開催されると母から聞かされた
あぁ・・・プレッシャーだなぁ。今まで一度だって入賞したことがない私の師がパク先生で、
母は協会の副理事長だなんて・・・
なんとか入賞したい物だけど・・・
まぁ・・・頑張るしかないよね。これが私の生きる道なんだもの♪
俺の車に乗り込んだ
なんとなく緊張気味の顔付きをしている
『そろそろ会場ですねオッパ・・・』
『くっ・・・何をそんなに緊張している?』
『だって責任重大じゃないですかぁ~~!!』
イ・スンレさんや我が社のスタッフ達はもう会場に到着しアレンジメントの最終飾り付けに入るとのことだった
俺達も会場に到着し、運搬されてきた各テーブルのアレンジメントフラワーを飾りつける
もちろんそれは我が社のスタッフ達も手伝ってくれている
各テーブルに置かれたチェギョンのアレンジメントフラワー・・・だがその時俺は気がついた
昨日とは少し感じが違うのだ
何が違うのか分からず、俺はチェギョンに問い掛けてみる
『チェギョン・・・この各テーブルのアレンジメントフラワーだが、昨日と少し違う様な気がするが?』
『あ・・・さすがですねオッパ♪実は・・・』
チェギョンはそのテーブルのアレンジメントフラワーを引き抜いて見せた
あぁ?小さい花束がラッピングされている・・・
『ほらオッパ・・・パーティーのお花ってお持ち帰りするでしょう?
お持ち帰りしやすい様に・・・各テーブルの人数分・・・入っているんですよ♪』
驚いた・・・いくつもの小さな花束がアレンジメントフラワーとして招待客のテーブルを飾るのだ
そしてその周りをチェギョンは俺が持ちこんだ花で飾りつけていく
こう言った気配りもチェギョンらしい・・・見習うべき点だ
『さすがだな・・・チェギョン。』
『じゃあオッパ・・・私は飾り付けを終わらせちゃいますね。』
俺はチェギョンの邪魔にならない様に、我が社のスタッフの仕事ぶりを監視することにした
『あら・・・あなたそこじゃあダメよ。その花はこっちに置いて頂戴。』
イ・スンレさんは我が社のスタッフを上手に指導し、雛壇のアレンジメントフラワーを作り上げていく
白い薔薇の中に香り立ちそうな高貴な青い薔薇が映え実に美しい
チェギョンが言ったようにクールになりそうな雰囲気を、淡いピンクのカスミソウが優しく緩和している
『すごい・・・すごいです!!あ・・・あのイ・スンレ先生・・・同業他社の人間ですが
フラワーアレンジメントのご教授をお願いできないでしょうか・・・』
我が社のスタッフ達は現在自分が習っている先生よりも、数段格が上のイ・スンレさんの腕に惚れ込んだようだ
『ええ、構わないわよ。皆さんでいらっしゃって♪』
イ・スンレさんはどうやら・・・今回の挙式のアレンジメントを引き受けたせいで、生徒もたくさん
引き受けることになってしまった
だが祖母が認めるその才能が再び開花した事は実に喜ばしい・・・
会場の準備が整い・・・いよいよギョンとガンヒョンの挙式が始まりの時を告げた
ウェディングドレスのガンヒョンは本当に綺麗・・・私はガンヒョンにウェディングドレスのブーケを手渡し
それからチャン刑事のタキシードの胸ポケットに、白い薔薇をポケットチーフに包んで入れた
『すごくお似合い・・・』
『ありがとうチェギョン。お色直しのドレスのブーケもできている?』
『もちろんよ~~♪』
『このブーケすごく気に入ったわ。』
ウェディングドレスのブーケは白のカラーと青い薔薇・・・お色直しのドレスはブルーなので白い薔薇をメインに
青い薔薇を使った
幸せそうにチャペルを歩く二人をオッパと並んで祝福する私・・・
誓いの言葉では感極まって男泣きするチャン刑事に貰い泣きしちゃった・・・
結婚披露パーティーも大盛況・・・二人の同僚も緊急事態は起こらなかったらしくパーティーの間中動く事はなく
心のどこかで私は安堵する
だって・・・一生に一度の晴れの日に≪因果な商売≫で緊急呼び出しなんて堪ったものじゃない
チャン刑事とガンヒョンの挙式の間、凶悪事件が起こらなくて本当に良かった
パーティーが終わった時・・・退場する招待客に司会者が花を持ち帰る様アナウンスしてくれた
皆さん満面の笑みで小さな花束を持ち帰ってくれたのがものすごく嬉しかった
招待客が皆帰ったあとで、雛壇の花や花器を片づけオッパと共に帰ろうとすると
チャン刑事とガンヒョンは着替えを済ませ私の片づけが終わるのを待っていてくれたみたい
『チェギョンにこれを・・・』
渡されたガンヒョンのウェディングブーケ
『私が貰っていいの?』
『アンタしか・・・渡す相手はいないでしょう?ふふふ』
昨晩丹精込めて作ったブーケは私の物となった
『次はアンタの番。でも自分の挙式の時も忙しくて大変ね。ふふふ・・・』
そう言って笑うガンヒョン。確かにそうかもと私も苦笑した
チャン刑事とガンヒョンの挙式と言う一大イベントをクリアした私・・・
でももうすぐ≪フラワーアレンジメント協会≫主催のコンテストが開催されると母から聞かされた
あぁ・・・プレッシャーだなぁ。今まで一度だって入賞したことがない私の師がパク先生で、
母は協会の副理事長だなんて・・・
なんとか入賞したい物だけど・・・
まぁ・・・頑張るしかないよね。これが私の生きる道なんだもの♪
(薔薇の画像は薔薇の奥様こと『花が好き』のkakoさんからお借りしております。
お持ち帰りはご遠慮ください。)
明日は多肉通信をお送りいたします。
ふぅめるはいい写真が撮れたらね~♪
お持ち帰りはご遠慮ください。)
明日は多肉通信をお送りいたします。
ふぅめるはいい写真が撮れたらね~♪