フロアーに飾る予定数をアレンジメントし終えたパク先生は、残ってしまった花を見ながらポツリと呟いた
『おや・・・私としたことが読みを誤ってしまったようだ。花が残ってしまったのぉ・・・
お!丁度いい塩梅の籠を持って来ておった。チェギョンさんや・・・私はもう疲れた。
あなたがその籠に残った材料を使ってアレンジしてみなさい。』
『えっ?でも先生、私は先生のお手伝いに来ただけで・・・』
『いいからやってみなさい。自分の思った通りで構わないから・・・ほれほれ!!』
パク先生からそう言われても、私は≪来夢生花店≫の人間・・・まさかイ・コーポレーションで
お花をアレンジメントするなんて、常識的に考えたら出来る筈がなかった
躊躇する私にパク先生は残ったお花と花籠を手渡すと、笑顔で仰った
『あなたは今≪来夢生花店≫の人間ではない。私の弟子だ。そうだろう?』
温和な笑顔のパク先生・・・私は失望させたくなかった
『解りました。やってみます。』
パク先生のお手伝いの時にもすべてしたのだが、私はいつも通り薔薇の棘を指を使って丹念に取り除き
花の水揚げをして一本一本慎重にオアシスに挿していく
時々パク先生に問い掛けるような視線を向けると、パク先生は微笑んだまま私の作業を見守っている
その笑顔に背中を押され・・・私はお得意の≪残り物には福があるアレンジ≫を完成させた
『パク先生・・・いかがでしょうか・・・』
恐る恐る問いかけた私に満面の笑みを向け、パク先生はその花籠をぐるっと一回転させてみる
『この向きだな。じゃあこれは・・・受付カウンターに飾って貰おう。ほほほ・・・』
パク先生はその花籠を手に持ち、受付カウンターの女性に手渡した
その時私は再び鋭い視線が向けられている事に気がついた。遠くで見ているけど・・・あれはきっとミン秘書だ
私がアレンジしたのを・・・見られていただろうか
いやいや私は今日、パク先生の弟子としてここに来たのだ。何も動じることはない・・・
そう自分で自分に言い聞かせた
その後イ・シンさんがフロアーに現れ、パク先生の作品を満足げに眺めた後・・・パク先生から言われ
受付カウンターに置かれた私のアレンジメントフラワーを見て、こっそり褒めてくれた
『いいじゃないかチェギョンさん・・・おばあ様の作品より清楚でいい・・・』
お世辞だと解っていても嬉しい。
その後私は≪来夢生花店≫に送って貰い、車を降りる時シンさんから封筒を手渡された
中を確認してみると、ほんの三時間程度のお手伝いでうちのアルバイトの子なら一日分の報酬が入っていた
『こっ・・・こんなの受け取れません!!』
『いや君の店の社員の手前拙いだろう?受け取って・・・』
『あ・・・そうでした。はい。すみません。』
パク先生の弟子として行った筈が、報酬をいただくなんてなんだか申し訳ない
しかもお手伝いの筈がイ・コーポレーションの受付に、私のアレンジメントフラワーが飾られているのだ
なんだか気恥かしい様な誇らしい様な・・・そんな気分で私は店に戻って行った
実に気分が清々しい・・・自社ビルの一階フロアーを飾る花が違うだけで、こうも気分が変わるのか・・・
今までのミン秘書のアレンジメントは一体何だったのだ
ミン秘書の作品を崇拝していた社員たちも、祖母の作品には目を輝かせた
その上チェギョンさんの小さなアレンジメント・・・本人の気性が反映されるのだろうか。実に癒される・・・
彼女を≪来夢生花店≫に送り届け祖母を家に送っている車中で、祖母は久し振りに大きな仕事をやり遂げた
満ち足りた表情をしながらも、不穏な言葉を口にする
『シンや・・・あの秘書・・・気をつけた方が良いぞ。』
『えっ・・・何か不安がありますか?』
『うむ・・・不安だのぉ。明日になったらあの作品達が原形を留めていない気がしてな・・・
特にチェギョンさんの作品は食い入るように見ておった。』
『そう・・・ですか。』
『うむ・・・注意しておいた方が良い。仮にも花屋に勤めている人間が、花を粗末に扱う様な真似は許せん!』
『それはもちろんです。俺にお任せください。しっかり監視いたします。』
そう答えたものの・・・夜を徹してアレンジメントフラワーの監視をする訳にも行かず、俺は警備室のカメラを
確認すると共に・・・とても小さなトラップを仕掛けて家に帰った
翌日出社してみると、一階フロアーで何人もの社員がアレンジメントフラワーの前に佇み呆然としていた
俺はきっと何かあったのだろうと、その社員の群れの中に入って行った
『君達・・・どうかしたのか?あっ・・・・』
その光景を目の当たりにし俺も社員と同じ様に呆然としてしまった
昨日綺麗に飾られたアレンジメントフラワー達が・・・見るも無残な姿に変化している
花が・・・切り落されているのだ
『誰だっ!!こんな卑劣な事をしたのは!!』
社員たちは皆首を傾げるばかりだった
俺は足早に警備室に向かい、警備員に声を掛けた
『昨晩の監視カメラの様子を見せてくれ。』
『はい、ただいま!!』
警備員は昨晩から今までの様子を早送りで再生してみせた・・・
ところが、早朝15分ほどの間監視カメラの映像が途切れていた
『これは・・・どういう事だ?』
俺は警備員に問い掛けた
『大変申し上げにくいのですが、早朝の見回りでこの部屋に誰も居なくなった時・・・監視カメラを切られたとしか
考えられません。』
『内部の人間の仕業・・・と言う事か?』
『はい。恐らく・・・』
『そうか。解った。ありがとう。』
もちろんこれも想定内の事だ。そんな卑劣な事をする人間は、おおよそ見当がついていた
俺は仕掛けたトラップを回収しようと一階フロアーに戻って行った
すると出社した母が・・・いや副社長が、アレンジメントフラワーを前に嘆いている
『誰がこんな事をしたの?花屋に勤めてる人間が、こんな事をするなんて許せないわ。
やった人間は速やかに白状しなさい!!』
声を荒げる母・・・その後ろで同情する様な視線をアレンジメントフラワーに向けているミン秘書がいた
俺はその場所に悠々と歩いていくと、アレンジメントフラワーの籠の中から一つ・・・二つとトラップを回収した
『副社長、残念ながら警備室の監視カメラは、電源を切られている時間帯があって犯人の特定ができません。
ですが・・・ここに紛れもなく犯人を映し出した証拠があります。』
『えっ?専務・・・映し出した証拠って?』
俺は母に小型の監視カメラを見せた
『犯人はまさか花の中にそんなものが仕掛けてあるとは思っていなかったでしょう。
さぁ・・・私の部屋で犯人の確認をいたしましょう。ミン秘書も一緒に・・・』
顔色を失っていくミン秘書・・・その態度だけで十分自白に値するだろうな
逃げる事も出来ず俺とチェ秘書・・・そして母とミン秘書の四人は、その四つの小型監視カメラの
映像を確認する
ひとつ・・・ふたつ・・・そこまで見ればもう充分だろう
母はミン秘書に今まで見せた事もない様な憤怒の表情を向けた
『ミン秘書・・・あなたって言う人は一体どんな神経をしているの!!
仮にも花屋に勤める者が・・・アレンジメントフラワーをしている者が、こんな行いをするなんて・・・』
『申し訳ありませんでした副社長。自分の居場所を失うのが我慢ならなかったんです。』
床にひれ伏しミン秘書は泣き崩れる
さて・・・母はこの一件をどう裁くかな
俺は怖いもの見たさで静かにその様子を眺めていた
『パク先生と言ったら・・・あなたは知らないでしょうけどフラワーアレンジメントの第一人者よ。
その方の作品を壊したのだから器物破損の罪に問われるわ。
どうする?警察に行く?それとも解雇がいいかしら?』
『どちらも・・・嫌です。』
『あなたのしたことは取り返しがつかないの!!いいわ・・・警察を呼びましょう。』
母は俺の秘書に命じて警察に電話する様に告げた・・・その途端ミン秘書は、床に頭を擦りつける様にして
詫び出した
『申し訳ありませんでした。解雇・・・してください。ですので・・・警察は呼ばないでください・・・』
『ミン・ヒョリン・・・あなたを今この場で解雇するわ。荷物をまとめてすぐにこの会社から出て行きなさい。』
『はい・・・』
項垂れたままミン・ヒョリンは専務室から去って行った
すぐに社員証やその他諸々の物は返却され、ミン・ヒョリンはイ・コーポレーションから姿を消した
『さて・・・困ったわ。お義母様になんて言ったらいいか・・・』
二人きりになった専務室で母は悲しそうに俯いた
『母さん大丈夫だ。おばあ様はこうなるんじゃないかと予想されていた。』
『えっ・・・?』
『昨日そんなことを言っていたんだ。だから小型の監視カメラを仕掛けたんだ。』
『そうだったの・・・』
『恐らくおばあ様は、今頃温室で花を切っていらっしゃる筈だ。俺・・・おばあ様を迎えに行って来るよ。』
『頼んだわシン。』
もちろん祖母だって自分の作品を壊されたのだ。あまりいい気分の筈はない
だがイ・コーポレーションからスパイとなり得る人間が消えたことは喜ばしいと、おばあ様は神妙な顔をしながら
アレンジメントフラワーを作り直した
そして無残に切り取られた花を小さな籠に入れると持ち帰った
恐らくあの切られた花は、おばあ様の部屋の中で新しい命を吹き込んで貰い生まれ変わるのだろう
その辺りの愛情の掛け方はチェギョンさんとよく似ていて、俺はひょっとして祖母によく似た人を
好きになったのではないかと、自身のグランドマザコンを疑うのだった
『おや・・・私としたことが読みを誤ってしまったようだ。花が残ってしまったのぉ・・・
お!丁度いい塩梅の籠を持って来ておった。チェギョンさんや・・・私はもう疲れた。
あなたがその籠に残った材料を使ってアレンジしてみなさい。』
『えっ?でも先生、私は先生のお手伝いに来ただけで・・・』
『いいからやってみなさい。自分の思った通りで構わないから・・・ほれほれ!!』
パク先生からそう言われても、私は≪来夢生花店≫の人間・・・まさかイ・コーポレーションで
お花をアレンジメントするなんて、常識的に考えたら出来る筈がなかった
躊躇する私にパク先生は残ったお花と花籠を手渡すと、笑顔で仰った
『あなたは今≪来夢生花店≫の人間ではない。私の弟子だ。そうだろう?』
温和な笑顔のパク先生・・・私は失望させたくなかった
『解りました。やってみます。』
パク先生のお手伝いの時にもすべてしたのだが、私はいつも通り薔薇の棘を指を使って丹念に取り除き
花の水揚げをして一本一本慎重にオアシスに挿していく
時々パク先生に問い掛けるような視線を向けると、パク先生は微笑んだまま私の作業を見守っている
その笑顔に背中を押され・・・私はお得意の≪残り物には福があるアレンジ≫を完成させた
『パク先生・・・いかがでしょうか・・・』
恐る恐る問いかけた私に満面の笑みを向け、パク先生はその花籠をぐるっと一回転させてみる
『この向きだな。じゃあこれは・・・受付カウンターに飾って貰おう。ほほほ・・・』
パク先生はその花籠を手に持ち、受付カウンターの女性に手渡した
その時私は再び鋭い視線が向けられている事に気がついた。遠くで見ているけど・・・あれはきっとミン秘書だ
私がアレンジしたのを・・・見られていただろうか
いやいや私は今日、パク先生の弟子としてここに来たのだ。何も動じることはない・・・
そう自分で自分に言い聞かせた
その後イ・シンさんがフロアーに現れ、パク先生の作品を満足げに眺めた後・・・パク先生から言われ
受付カウンターに置かれた私のアレンジメントフラワーを見て、こっそり褒めてくれた
『いいじゃないかチェギョンさん・・・おばあ様の作品より清楚でいい・・・』
お世辞だと解っていても嬉しい。
その後私は≪来夢生花店≫に送って貰い、車を降りる時シンさんから封筒を手渡された
中を確認してみると、ほんの三時間程度のお手伝いでうちのアルバイトの子なら一日分の報酬が入っていた
『こっ・・・こんなの受け取れません!!』
『いや君の店の社員の手前拙いだろう?受け取って・・・』
『あ・・・そうでした。はい。すみません。』
パク先生の弟子として行った筈が、報酬をいただくなんてなんだか申し訳ない
しかもお手伝いの筈がイ・コーポレーションの受付に、私のアレンジメントフラワーが飾られているのだ
なんだか気恥かしい様な誇らしい様な・・・そんな気分で私は店に戻って行った
実に気分が清々しい・・・自社ビルの一階フロアーを飾る花が違うだけで、こうも気分が変わるのか・・・
今までのミン秘書のアレンジメントは一体何だったのだ
ミン秘書の作品を崇拝していた社員たちも、祖母の作品には目を輝かせた
その上チェギョンさんの小さなアレンジメント・・・本人の気性が反映されるのだろうか。実に癒される・・・
彼女を≪来夢生花店≫に送り届け祖母を家に送っている車中で、祖母は久し振りに大きな仕事をやり遂げた
満ち足りた表情をしながらも、不穏な言葉を口にする
『シンや・・・あの秘書・・・気をつけた方が良いぞ。』
『えっ・・・何か不安がありますか?』
『うむ・・・不安だのぉ。明日になったらあの作品達が原形を留めていない気がしてな・・・
特にチェギョンさんの作品は食い入るように見ておった。』
『そう・・・ですか。』
『うむ・・・注意しておいた方が良い。仮にも花屋に勤めている人間が、花を粗末に扱う様な真似は許せん!』
『それはもちろんです。俺にお任せください。しっかり監視いたします。』
そう答えたものの・・・夜を徹してアレンジメントフラワーの監視をする訳にも行かず、俺は警備室のカメラを
確認すると共に・・・とても小さなトラップを仕掛けて家に帰った
翌日出社してみると、一階フロアーで何人もの社員がアレンジメントフラワーの前に佇み呆然としていた
俺はきっと何かあったのだろうと、その社員の群れの中に入って行った
『君達・・・どうかしたのか?あっ・・・・』
その光景を目の当たりにし俺も社員と同じ様に呆然としてしまった
昨日綺麗に飾られたアレンジメントフラワー達が・・・見るも無残な姿に変化している
花が・・・切り落されているのだ
『誰だっ!!こんな卑劣な事をしたのは!!』
社員たちは皆首を傾げるばかりだった
俺は足早に警備室に向かい、警備員に声を掛けた
『昨晩の監視カメラの様子を見せてくれ。』
『はい、ただいま!!』
警備員は昨晩から今までの様子を早送りで再生してみせた・・・
ところが、早朝15分ほどの間監視カメラの映像が途切れていた
『これは・・・どういう事だ?』
俺は警備員に問い掛けた
『大変申し上げにくいのですが、早朝の見回りでこの部屋に誰も居なくなった時・・・監視カメラを切られたとしか
考えられません。』
『内部の人間の仕業・・・と言う事か?』
『はい。恐らく・・・』
『そうか。解った。ありがとう。』
もちろんこれも想定内の事だ。そんな卑劣な事をする人間は、おおよそ見当がついていた
俺は仕掛けたトラップを回収しようと一階フロアーに戻って行った
すると出社した母が・・・いや副社長が、アレンジメントフラワーを前に嘆いている
『誰がこんな事をしたの?花屋に勤めてる人間が、こんな事をするなんて許せないわ。
やった人間は速やかに白状しなさい!!』
声を荒げる母・・・その後ろで同情する様な視線をアレンジメントフラワーに向けているミン秘書がいた
俺はその場所に悠々と歩いていくと、アレンジメントフラワーの籠の中から一つ・・・二つとトラップを回収した
『副社長、残念ながら警備室の監視カメラは、電源を切られている時間帯があって犯人の特定ができません。
ですが・・・ここに紛れもなく犯人を映し出した証拠があります。』
『えっ?専務・・・映し出した証拠って?』
俺は母に小型の監視カメラを見せた
『犯人はまさか花の中にそんなものが仕掛けてあるとは思っていなかったでしょう。
さぁ・・・私の部屋で犯人の確認をいたしましょう。ミン秘書も一緒に・・・』
顔色を失っていくミン秘書・・・その態度だけで十分自白に値するだろうな
逃げる事も出来ず俺とチェ秘書・・・そして母とミン秘書の四人は、その四つの小型監視カメラの
映像を確認する
ひとつ・・・ふたつ・・・そこまで見ればもう充分だろう
母はミン秘書に今まで見せた事もない様な憤怒の表情を向けた
『ミン秘書・・・あなたって言う人は一体どんな神経をしているの!!
仮にも花屋に勤める者が・・・アレンジメントフラワーをしている者が、こんな行いをするなんて・・・』
『申し訳ありませんでした副社長。自分の居場所を失うのが我慢ならなかったんです。』
床にひれ伏しミン秘書は泣き崩れる
さて・・・母はこの一件をどう裁くかな
俺は怖いもの見たさで静かにその様子を眺めていた
『パク先生と言ったら・・・あなたは知らないでしょうけどフラワーアレンジメントの第一人者よ。
その方の作品を壊したのだから器物破損の罪に問われるわ。
どうする?警察に行く?それとも解雇がいいかしら?』
『どちらも・・・嫌です。』
『あなたのしたことは取り返しがつかないの!!いいわ・・・警察を呼びましょう。』
母は俺の秘書に命じて警察に電話する様に告げた・・・その途端ミン秘書は、床に頭を擦りつける様にして
詫び出した
『申し訳ありませんでした。解雇・・・してください。ですので・・・警察は呼ばないでください・・・』
『ミン・ヒョリン・・・あなたを今この場で解雇するわ。荷物をまとめてすぐにこの会社から出て行きなさい。』
『はい・・・』
項垂れたままミン・ヒョリンは専務室から去って行った
すぐに社員証やその他諸々の物は返却され、ミン・ヒョリンはイ・コーポレーションから姿を消した
『さて・・・困ったわ。お義母様になんて言ったらいいか・・・』
二人きりになった専務室で母は悲しそうに俯いた
『母さん大丈夫だ。おばあ様はこうなるんじゃないかと予想されていた。』
『えっ・・・?』
『昨日そんなことを言っていたんだ。だから小型の監視カメラを仕掛けたんだ。』
『そうだったの・・・』
『恐らくおばあ様は、今頃温室で花を切っていらっしゃる筈だ。俺・・・おばあ様を迎えに行って来るよ。』
『頼んだわシン。』
もちろん祖母だって自分の作品を壊されたのだ。あまりいい気分の筈はない
だがイ・コーポレーションからスパイとなり得る人間が消えたことは喜ばしいと、おばあ様は神妙な顔をしながら
アレンジメントフラワーを作り直した
そして無残に切り取られた花を小さな籠に入れると持ち帰った
恐らくあの切られた花は、おばあ様の部屋の中で新しい命を吹き込んで貰い生まれ変わるのだろう
その辺りの愛情の掛け方はチェギョンさんとよく似ていて、俺はひょっとして祖母によく似た人を
好きになったのではないかと、自身のグランドマザコンを疑うのだった
(薔薇の画像は薔薇の奥様こと『花が好き』のkakoさんからお借りしております。
お持ち帰りはご遠慮ください。)
お持ち帰りはご遠慮ください。)
そうよね・・・この怒りの刃が
チェギョンに向いたらどうしようって思うよね。
でもやはり・・・向くよね~~(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!
チェギョンに向いたらどうしようって思うよね。
でもやはり・・・向くよね~~(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!