私の入院している病室にお祝いに駆けつけてくれたユル君。まさか大学で同期だったユル君が、
子供服のデザイナーになっていたなんて知らなかった。
この業界の事、勉強不足もいいところだ
ユル君のブランドを検索したら、子供服の第一人者のブランドだった
着脱しやすく動きやすいその作り・・・そして愛らしさに溢れたデザイン性は、お母様方の人気の的だろう
ユル君・・・侮れないな。
私も漸くオールシーズンを世に出したばかりの駆け出しデザイナー・・・負けてはいられない。
しかし、男性なのにどうしてこんなに子供の気持ちを熟知した洋服が、デザインできるのだろう
見習うべきものは多い・・・
私はユル君からマアムへ素敵な出産祝いを受け取ったと同時に、仕事への熱意もいただいた気分だった
マアムの成長も順調。私の回復も順調・・・そして迎えた退院の日、彼は私達を迎えに来てくれた
『チェギョン・・・マアム、準備はできたか?』
『ええ。ばっちりよ。シン君見て~~♪ユル君の作ったお洋服、すごく可愛いの。
マアムもコレ着せてからご機嫌なのよ。』
『そうかぁ?マアムにとってみたら、モデルがいいからなにを着ても似合うって感じじゃないのか?』
『まぁ確かに…モデルもいいけどね。くすくす・・・』
彼はマアムが生まれてからというもの、マアムの顔を見ると目尻を下げる
男親って女の子に対してこんなものなのかしら?またひとつ彼の知らない一面を知った
彼の車の後部座席・・・マアムのベビーシートの横に私は座った
彼の車には初めて乗ったその日から助手席ばかりだったから、なんだか少し寂しい様な気がする
いや・・・でも、私達は親になったのだから、その関係が変わるのも仕方ないかな・・・
現にシン君は・・・半分マアムのものみたいな感じだし。くすくす・・・
他愛のない話をしながら車はイ家に向かって走る
あ・・・そうだ。私の洋服は妊娠中の物しかないけど、それは産後も着られるように調節が出来る作りに
しておいたから大丈夫
でも・・・いつまでも妊娠中と同じってわけにはいかない。次の秋冬コレクションまでには時間があるし
マアムが少し落ち着いてきたら、私世代の大人の女性向きの服をデザインしようかな・・・
ユル君に触発されたのかそんな風に仕事への意欲を燃やしていたら、車はイ家の敷地内に入っていた
シン君の車の音を聞き付けお義母様が玄関まで態々出迎えに来てくれた
あらっ?えっ?お母さんもいる。えっ?どうして??
二人の母は満面の笑みで私達親子を迎えてくれた
『お義母様・・・それにお母さんも♪』
『退院おめでとう。イ家のお母様がご配慮くださったのよ。』
『や~ね~スンレさんったら・・・マメに顔出さないとマアムに顔を忘れられちゃうって脅したのよ~。
おほほほほ♪チェギョンさん、お母様…週に三日来てくださるそうよ。
さぁ~早く中にお入りなさい♪』
『はい♪』
二人の母に促がされ、私達親子三人はイ家の中に入って行った
するとお義母様はソファーに私達が腰掛けるより早く、彼を追い出す様な言葉を言う
『シン、もうあなたは会社に戻っていいわよ。』
『あ?いや・・・もう少しマアムの顔でも・・・』
『あなたがいたらチェギョンさんが休まらないでしょ?早く会社に戻って私の分までお仕事して頂戴。』
シン君は釈然としない表情のまま、渋々と会社に戻っていく
きっとあの分では・・・定時退社ね。くすくす・・・
『さて~~じゃあマアムはひとまずここに寝かせて~♪』
お義母様はまるでゆりかごの様なキャスターのついた小さなベッドに、マアムを寝かせるよう促した
私は言われた通りにそのベッドにマアムを寝かせた
その小さなベッドの中に入ったお布団もお日様を浴びた様にフカフカ・・・
お義母様が如何にマアムを楽しみに待っていてくださったのかがわかる様だ
三人でお茶をいただきながらマアムに見惚れる
小さな体が動く度に二人の母は大はしゃぎだ
『見て~~スンレさん、この細くて美しい指ったら・・・まるで私にそっくり~♪』
『あら・・・だったらこの耳の形は私にそっくりだわ~♪』
二人共どこかどうか自分の遺伝子を受け継いだところを見つけたいらしい。しっかりその身体に二人の母の
遺伝子は受け継がれていると言うのに・・・
『可愛いわぁ~♪いつまでだって見ていたいわ。』
『本当に・・・シン君は今から心配ね。』
互いに独り言を言うようにマアム談義に花を咲かせ、そのうちに二人の視線は私に向いた
『そうよ!チェギョンさんは休まなきゃ・・・』
『そうね・・・横にさせていただいた方がいいわ。』
『えっ?大丈夫です・・・』
『『ダメです!!!』』
二人の母に追いやられるように私はシン君の部屋に案内された
そこにはシン君が以前使っていたままの状態の家具にマアムのベッドが置かれていた
だけどどう考えてもこれはシン君の趣味じゃないって言うカーテンが掛かっていたから、
これはお義母様の趣味ね
お義母様は用意した何着ものパジャマを私に手渡した
『これに着替えてね~~♪』
『はい。』
新しく買った物を一度お洗濯してくださったのだろう。お日様の匂いとフローラル系の優しい柔軟剤の匂い
そのパジャマに私は、お義母様の優しさを感じた
新しいパジャマに身を包みベッドに潜り込む・・・やはり疲れていたのかもしれない
マアムが目覚め母が起こしに来るまで、私はぐっすり眠ってしまっていた
『チェギョン・・・チェギョン・・・マアムがお腹空いたってよ。』
『えっ?』
ベッドから跳び起きた私は、パジャマの上にカーディガンを羽織りリビングに入って行った
オムツを取り替え・・・そしてマアムに授乳する
二人の母は・・・そんな様子をつぶさに観察している。先輩二人にじーーっと見ていられると非常にやりにくい
『たくさん飲むわね~~♪』
『チェギョン・・・お乳の出が良くてよかったわね。』
二人の母・・・お願いよ。授乳シーンを凝視しないで~~!!いくらお母さんになったと言っても恥ずかしいわ
そんな感じで私のイ家での生活はスタートしたのだった
子供服のデザイナーになっていたなんて知らなかった。
この業界の事、勉強不足もいいところだ
ユル君のブランドを検索したら、子供服の第一人者のブランドだった
着脱しやすく動きやすいその作り・・・そして愛らしさに溢れたデザイン性は、お母様方の人気の的だろう
ユル君・・・侮れないな。
私も漸くオールシーズンを世に出したばかりの駆け出しデザイナー・・・負けてはいられない。
しかし、男性なのにどうしてこんなに子供の気持ちを熟知した洋服が、デザインできるのだろう
見習うべきものは多い・・・
私はユル君からマアムへ素敵な出産祝いを受け取ったと同時に、仕事への熱意もいただいた気分だった
マアムの成長も順調。私の回復も順調・・・そして迎えた退院の日、彼は私達を迎えに来てくれた
『チェギョン・・・マアム、準備はできたか?』
『ええ。ばっちりよ。シン君見て~~♪ユル君の作ったお洋服、すごく可愛いの。
マアムもコレ着せてからご機嫌なのよ。』
『そうかぁ?マアムにとってみたら、モデルがいいからなにを着ても似合うって感じじゃないのか?』
『まぁ確かに…モデルもいいけどね。くすくす・・・』
彼はマアムが生まれてからというもの、マアムの顔を見ると目尻を下げる
男親って女の子に対してこんなものなのかしら?またひとつ彼の知らない一面を知った
彼の車の後部座席・・・マアムのベビーシートの横に私は座った
彼の車には初めて乗ったその日から助手席ばかりだったから、なんだか少し寂しい様な気がする
いや・・・でも、私達は親になったのだから、その関係が変わるのも仕方ないかな・・・
現にシン君は・・・半分マアムのものみたいな感じだし。くすくす・・・
他愛のない話をしながら車はイ家に向かって走る
あ・・・そうだ。私の洋服は妊娠中の物しかないけど、それは産後も着られるように調節が出来る作りに
しておいたから大丈夫
でも・・・いつまでも妊娠中と同じってわけにはいかない。次の秋冬コレクションまでには時間があるし
マアムが少し落ち着いてきたら、私世代の大人の女性向きの服をデザインしようかな・・・
ユル君に触発されたのかそんな風に仕事への意欲を燃やしていたら、車はイ家の敷地内に入っていた
シン君の車の音を聞き付けお義母様が玄関まで態々出迎えに来てくれた
あらっ?えっ?お母さんもいる。えっ?どうして??
二人の母は満面の笑みで私達親子を迎えてくれた
『お義母様・・・それにお母さんも♪』
『退院おめでとう。イ家のお母様がご配慮くださったのよ。』
『や~ね~スンレさんったら・・・マメに顔出さないとマアムに顔を忘れられちゃうって脅したのよ~。
おほほほほ♪チェギョンさん、お母様…週に三日来てくださるそうよ。
さぁ~早く中にお入りなさい♪』
『はい♪』
二人の母に促がされ、私達親子三人はイ家の中に入って行った
するとお義母様はソファーに私達が腰掛けるより早く、彼を追い出す様な言葉を言う
『シン、もうあなたは会社に戻っていいわよ。』
『あ?いや・・・もう少しマアムの顔でも・・・』
『あなたがいたらチェギョンさんが休まらないでしょ?早く会社に戻って私の分までお仕事して頂戴。』
シン君は釈然としない表情のまま、渋々と会社に戻っていく
きっとあの分では・・・定時退社ね。くすくす・・・
『さて~~じゃあマアムはひとまずここに寝かせて~♪』
お義母様はまるでゆりかごの様なキャスターのついた小さなベッドに、マアムを寝かせるよう促した
私は言われた通りにそのベッドにマアムを寝かせた
その小さなベッドの中に入ったお布団もお日様を浴びた様にフカフカ・・・
お義母様が如何にマアムを楽しみに待っていてくださったのかがわかる様だ
三人でお茶をいただきながらマアムに見惚れる
小さな体が動く度に二人の母は大はしゃぎだ
『見て~~スンレさん、この細くて美しい指ったら・・・まるで私にそっくり~♪』
『あら・・・だったらこの耳の形は私にそっくりだわ~♪』
二人共どこかどうか自分の遺伝子を受け継いだところを見つけたいらしい。しっかりその身体に二人の母の
遺伝子は受け継がれていると言うのに・・・
『可愛いわぁ~♪いつまでだって見ていたいわ。』
『本当に・・・シン君は今から心配ね。』
互いに独り言を言うようにマアム談義に花を咲かせ、そのうちに二人の視線は私に向いた
『そうよ!チェギョンさんは休まなきゃ・・・』
『そうね・・・横にさせていただいた方がいいわ。』
『えっ?大丈夫です・・・』
『『ダメです!!!』』
二人の母に追いやられるように私はシン君の部屋に案内された
そこにはシン君が以前使っていたままの状態の家具にマアムのベッドが置かれていた
だけどどう考えてもこれはシン君の趣味じゃないって言うカーテンが掛かっていたから、
これはお義母様の趣味ね
お義母様は用意した何着ものパジャマを私に手渡した
『これに着替えてね~~♪』
『はい。』
新しく買った物を一度お洗濯してくださったのだろう。お日様の匂いとフローラル系の優しい柔軟剤の匂い
そのパジャマに私は、お義母様の優しさを感じた
新しいパジャマに身を包みベッドに潜り込む・・・やはり疲れていたのかもしれない
マアムが目覚め母が起こしに来るまで、私はぐっすり眠ってしまっていた
『チェギョン・・・チェギョン・・・マアムがお腹空いたってよ。』
『えっ?』
ベッドから跳び起きた私は、パジャマの上にカーディガンを羽織りリビングに入って行った
オムツを取り替え・・・そしてマアムに授乳する
二人の母は・・・そんな様子をつぶさに観察している。先輩二人にじーーっと見ていられると非常にやりにくい
『たくさん飲むわね~~♪』
『チェギョン・・・お乳の出が良くてよかったわね。』
二人の母・・・お願いよ。授乳シーンを凝視しないで~~!!いくらお母さんになったと言っても恥ずかしいわ
そんな感じで私のイ家での生活はスタートしたのだった
本日の花≪ペロンさん撮影・蓮≫
お持ち帰りはご遠慮ください
シン君の出番が・・・あまりなかった
(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!
ん~~管理人は退院直後にしたことは
お掃除だったなぁ・・・
うちには当時からニャンコがいたから・・・
チェギョンには恵まれた里帰り生活していただきましょう❤
お持ち帰りはご遠慮ください
シン君の出番が・・・あまりなかった
(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!
ん~~管理人は退院直後にしたことは
お掃除だったなぁ・・・
うちには当時からニャンコがいたから・・・
チェギョンには恵まれた里帰り生活していただきましょう❤