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Channel: ~星の欠片~
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恋の花咲かせましょ♪ 5

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気分はどん底!ローテンションで立ち去った合コン会場・・・意外な事に彼に引き止められた私

なんだか・・・怒ってる?卑怯とまで言われたわ

でも・・・あの場に居ても壁の花になるのは必至・・・いいえ花だったらまだいい。壁のシミに思われそう

なんて自虐的な想いに囚われていた私を、驚いた事に彼は送ってくれると言う・・・

思わずマジですか?って言いそうになったけど、若作りしてる馬鹿女とか思われるの嫌だからやめて置いた

彼の車・・・初めて乗ったわ。なんだかとってもいい香りがする。しかも素敵な車・・・

何も食べず飲まずで出てきてしまった私達・・・彼がお腹が空いたって言うから、つい・・・お誘いしたのが

ジャージャー麺ってどうなの?

確かに私は生れも育ちもお嬢様よ。でも今は立派に自立しているの。食生活だって自己管理しているのよ

いわゆる自炊のつつましい生活よ

半ば呆れた様な顔をする彼・・・でも彼にとって私は結婚相手に成り得ない女。

別にここで格好つける必要もないでしょ?だから思いっきりありのままの自分を見せちゃう

彼に送られてマンションに帰ってから、カレンダーを見て気が付いたの

『ああ・・・約束の一カ月は三日後だ。』って・・・

私がありのままの自分を見せた様に、彼も怒ったり含み笑いしたり色んな顔を見せてくれた

なんだろう・・・元々拝み倒して逢って貰っているのに・・・期間を過ぎたら纏わりつかないって約束したのに

寂しくなって来る・・・

元々男性と出逢う機会の少なかった私に、たとえ茶飲み友達だとしでも

彼の存在は着実に私の心を占める割合を増やしていった

そんなこと考えていたからなのかな。翌日仕事中から身体がだるくて、這う様にしてマンションまで帰った

翌日も身体中が火事になった様に熱くて、私は珍しく仕事を休む羽目になった

寝ていても夢に見るのは彼の事ばかり・・・でも、もうすぐ約束の期限よね・・・

そんな事を思うとさらに熱は上がる

夢うつつの私を現実に引き戻したのは、玄関で何度も鳴るインターフォン・・・うるさいなぁ・・・もぉっ・・・

うとうとしようとするんだけどあまりにしつこいものだから、ベッドから起き上がろうとして落ちた

イテテテ・・・それでも鳴り止まないインターフォン・・・

もうっ!一体何の勧誘?

一言文句を言ってやりたい気持ちで玄関に向かうのだけど、立ち上がれなくって這って行ったの

寒気がしていたから毛布を被ってね

その状況を万が一誰かに見られたら・・≪恐怖!妖怪蛇女≫とか噂になっちゃいそうだわ・・・

あまりにもしつこく鳴るインターフォンに、抗議したい気分で玄関先まで行ったのはいいんだけど

いざ玄関を開けようと思ったら、やはり立ち上がれない

やだわ・・・私、どうしちゃったの?その扉の向こうの誰かに文句言ってやるんだから・・・そう思っていたのに

どうする事も出来ず私は、座り込んだまま項垂れた

<ガチャッ・・・>

突然、私の部屋のドアが開き、聞き覚えのある声が頭上から聞こえた

『チェギョンさん・・・』

えっ?・・・彼?力なく顔を上げた私に驚き、彼はその場所に座ると私に問い掛けた

・・・心配して来てくれたの?会社を休んでいるって聞いて?えっ?病院に行こうって?

なにがなんだかわからなくて混乱している間に、私は彼の車に乗せられていた

病院で診察を受け風邪ではないと診断される・・・じゃあ一体何?血液検査にも異常はない

帰りの車の中熱に浮かされている私は、ここ数日頭を悩ませている期間終了の問題を口にした

そう・・・もう明日で一カ月が終わる。そうしたらもう逢えない

最後の最後に。。。しかも弱っている時に優しくするなんて反則よ

私が害を及ぼす女になってもいいの?そんな事を心で毒づきながら、最後に明日お茶を飲みたいと提案した

そうしたら・・・彼ってば三か月の約束だと思ってたなんて言うの

あぁ・・・ここ数日の私の心労はなんだって言うの?

でも不思議ね。彼に送って貰ってマンションに戻り、彼が帰った後・・・私の身体からスゥーって音を立てる様に

熱が引いて行ったんだもの

おかげで彼の買ってくれたお粥・・・美味しくいただいたわ♪

でもこの分では三か月が終わる頃には本当に病気になっちゃうかも・・・彼に逢いたいし逢うと次々と

彼の知らない部分が見えてくるし、期間延長は嬉しいけど別れる時が辛いなぁ・・・


その後、驚いた事にガンヒョンの旦那さんギョン君は彼の親友だって知った

思いがけず彼と一緒にチャン家を訪れる事になって・・・

ガンヒョンに逢いたかった。ユニにも生まれた赤ちゃんにも逢いたかった。

でも寂しくなっちゃうのよね。思えば彼女が結婚してから、あまり友人と逢わなくなったなぁ。

親しい友人達は、丁度適齢期と言われる年齢で皆嫁いでいったから。

私はこのままずっと一人なのかな。

いや、そんな事を想っていたら後妻に行けと言われてしまう。なんとか・・・運命の人に巡り合わないと・・・


最近シン君と居てもやっぱり寂しくなる。だって彼は結婚する気はなくて・・・結婚するなら私以外の女性とって

想っているだろうから。

私は・・・約束が守れるのかな・・・段々心配になって来た



彼と食事の約束をした日、彼の車に乗ってシン君お勧めのレストランに向かっていた

その時・・・彼のスマホにどうやらご実家から電話が掛かって来たみたい

彼は苦虫を噛み潰したような顔で私に問い掛けた

『チェギョンすまない。ちょっと実家に寄っても構わないか?』
『うん。いいよ~♪』

シン君のご実家はそりゃあ広いお屋敷だった。もちろん≪かりそめ≫の恋人関係の私は、居ない者として

静か~に助手席で彼を待っていたわ

ところが・・・玄関先から綺麗な女性が彼と一緒に車に向かって歩いて来たの

あの方はひょっとして・・・彼のお母様?ひぇ~~拙いんじゃないの?どうしたらいいの?

私は一人でパニックに陥り、身体をシートにできるだけ深く沈め首を折れるくらいに項垂れてみたわ

これで…見えないかしら・・・

そんな私の気持ちも知らずその女性は助手席のドアを開けたの

『あら~♪まぁっ・・・♪お写真で見た時よりずっとお綺麗ね。シン・チェギョンさん・・・』

あ・・・名前までバレてる。どうするのシン君・・・

私はその不自然な姿勢を元に戻し、車から降りると彼のお母様に頭を下げた

『はじめまして。シン・チェギョンと申します。』
『まぁ~♪ほらほらやっぱり可愛いらしいわ。さっ・・・家に上がって♪』
『えっ?』

私が戸惑っていると彼は困ったような顔で私に告げた

『今日の食事はどうやら≪レストラン・イ家≫に変更らしい・・・』

えっ・・・それって益々拙くない?だって彼のお母様もお見合いの話は知っているわけだし・・・

そう思ってもあまりの歓迎ぶりに御断りも出来ない

私って・・・歓迎されると嬉しくなっちゃうのよね。だってこんなに歓迎されることって最近は全くないもの

『さぁ~どうぞ~♪』

彼のお母様・・・私と違ってハイテンション。私はどう振舞ったら彼が不愉快にならないか

考えるだけで胃が痛くなりそうよ

でも不思議なことに・・・彼のお母様のペースに巻き込まれ、気が付くと二人でキッチンに並んでいた

わ~~~これって拙いんじゃないの?

恐る恐るリビングに居る彼を振り返って伺う。でも彼は怒った顔をしていなかったの。

一体私、この先どう振舞ったらいいんだろう・・・

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本日の花 少々旅疲れの≪マジカルキューティー≫
うほほ❤

いや~~ん、ミン様が登場なさったわ。
しかも・・・一目でチェギョンを気に入ったご様子。
たくさん働いていただきましょう~♪
(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!

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