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Channel: ~星の欠片~
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あなたのしもべ 30

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撮影場所に向かってシンとギョンは車を走らせる

二人共どうしても助手席に座った彼女の膝に置かれた弁当が、気になって仕方がない様子だ

『いい匂いがするな・・・』

ポツリとシンがそう呟いた時、チェギョンは驚いて声を上げた

決して匂いが漏れないようにと万全の注意を払ってきたはずなのだ

『えっ?匂いが漏れてる?やだ・・・どうしよう~~!』

慌てて身体を屈め、持ってきたランチボックスの匂いをチェギョンは確認した

『くんくん・・・匂わないじゃない~~!』
『くくっ・・・美味しそうな匂いがする気がしただけか。』
『もぉ~~っ!』

車が目的地に向かって進んでいくうちに、チェギョンはその風景に見覚えがあることに気が付いた

『あ・・・あれっ?ここって・・・』
『あぁ。あの時の山に向かっている。』
『あ・・・あの時の///山?///』

チェギョンが赤面するのも無理はない

その場所は初めての・・・いや初めてのキスをやり直した場所だった

『そっそうなの?』
『あぁ。頂上は樹木も多く、景色もとても綺麗だ。昼の景色もまた格別なんだ。俺とギョンがお気に入りの場所だ。』
『そっそうだったんだ・・・///』

シンは横目でチェギョンを眺め、含み笑いを漏らした

『くくっ・・・そんなに赤くなるな。ギョンやガンヒョンに悟られるぞ。』
『あ・・・赤くなんか///ならないもん!!///』

暑くもなく寒くもない丁度良い気候の優しい太陽の日差しは、助手席に座るチェギョンの伏せた睫毛に影を作る

(っつ・・・可愛すぎるだろう。こんなに可愛くてあの制服を着たら・・・あぁぁ・・・社員が放っておかない。
どうしてくれようか・・・)

そんなシンの苦悩も知らず、チェギョンの出勤日は刻一刻と迫る

開け放った窓から吹き込んでくる風はチェギョンの髪を優しく揺らし、その髪から漂う優しい香りが

シンの尾行をくすぐる

左手でハンドルを握りながら、思わず右手を伸ばし・・・その髪の先端をそっとシンは掴んだ

『んっ?シン君なにしてるの?危ないから両手でハンドル握って!』
『あ?あぁ・・・フワフワしていたから、つい捕まえたくなっただけだ。くくっ・・・』
『もぉ~~///』

チェギョンはやんわりとシンの手を握り、その手をハンドルに戻した

やがて車は山道を登っていき・・・そして頂上の平坦な場所に出た

シンとギョンは並んで車を停めた時、チェギョンはシンに呟くように言った

『昼間だと…雰囲気が違うね~♪』
『あぁ。昼間もとても綺麗な場所だろう?』
『うん♪』

その山の頂上に茂った木々は赤や黄色に色づき、一年で一番美しい季節を迎えようとしていた

四人は車から降りると車の中から荷物を降ろした

『さぁ~お弁当食べようよ~♪』
『何言ってんのギョン。まだ時間が早いわよ。アタシとチェギョンで場所を作っておくから、
アンタたちは撮影してきな!』

渋々カメラを手に持って、ソウルの街が見渡せる絶景ポイントに向かった二人

『じゃあガンヒョン・・・敷物敷こうか。』
『そうね。あの木陰がいいんじゃないの?』

チェギョンとガンヒョンは大きな木の木陰に敷物を敷いて、その上に抱えてきたランチボックスを置いた

二人のそんな様子を、自然を殺絵しているふりをしてやはりカメラに収めてしまうシンとギョンだった

『さて~撮影終了♪』

満面の笑みでシンとギョンは二人の元へ向かう

チェギョンとガンヒョンは二人が敷物に腰を下ろした時、持参した弁当の蓋を開けた

『『おぉ~♪』』

目の前に次々と並べられた弁当箱・・・その中身を見てシンとギョンは感嘆の声を上げた

すぐに手を出そうとするギョンをチェギョンが咎めた

『ギョン君・・・手を拭いてからじゃなきゃダメだよ。はい。シン君も♪』

除菌ウエットティッシュを二人に手渡すチェギョン

その間にガンヒョンは四人分の飲み物をカップに注いだ

『いただきま~~す♪』

何の変哲もない庶民の弁当だが、そこにはチェギョンとガンヒョンの愛情がたっぷり込められていた

『美味いっ!』
『こんな美味しい弁当は初めて食べた。』
『ほらほら・・・ギョン、がっつかないの。』
『シン君も慌てないで食べて♪』

自分たちが作った弁当を、恋人が喜んで食べてくれる事・・・チェギョンとガンヒョンは嬉しさでいっぱいになった

チェギョンとガンヒョンの愛情弁当を食べながら、シンは財界のパーティーの事を二人に話すことにした

『チェギョンとガンヒョンに聞いてほしいことがある。』
『なあに?』『何かしら?改まって・・・』
『近々財界のパーティーが開かれる。そのパーティーに俺やギョンのパートナーとして参加してほしい。』
『えっ?財界の・・・パーティー?』
『そんなところに行くドレスなんか持ってるわけないでしょ!』
『ギョン・・・お前はおばさんから聞いているだろう?』
『うん、聞いているよ。なんでも明日、ドレスを選びに行くとか?』
『えっ?なによアンタそんなこと勝手に決めて・・・』
『チェギョンやガンヒョンが戸惑うのもわかるが、俺達と正式に付き合っている以上避けては通れないことだ。
どうか理解してほしい。』
『うん。わかったよ。でもシン君・・・私達、そんなパーティーに着ていけるドレスを買うお金なんか・・・』
『それは心配するな。必要経費だ。俺達が持つ。』
『当然さ~♪』
『あぁぁお坊っちゃんと付き合うのって本当に大変だわ。』
『そう言うなよガンヒョン・・・知らない世界を覗き見るのもまた楽しいよ。』
『とにかく明日・・・お母様方同伴でドレスを見に行くそうだ。時間を空けてくれるか?』
『うん、いいよ。』
『アタシも別に用事はなかったし平気よ。』
『じゃあ決まりだ。』

話が上手くまとまったところでギョンがナイスな提案を口にした

『そうだ~俺もだけどシン達も2ショットの写真ってないだろう?
シン・・・お互いのカメラを交換して撮影しない?』
『それはいいアイディアだな。じゃあまずは俺から・・・』

シンがギョンのカメラを受け取ると、二人にカメラを向けた

ギョンとガンヒョンは照れ臭そうにしながらも、顔を寄せ合いとても仲の良い二人の写真が

何枚もカメラに収められた

『じゃあ次は俺が~♪』

今度は反対にシンのカメラをギョンが受け取り、仲の良いシンとチェギョンの姿を撮影した

きっとこの写真は四人それぞれの部屋に飾られることだろう

そしてその日・・・恋人同士でその場所を散歩した際、ギョンはガンヒョンから初めてのキスを許されたそうだ

奇しくもシンとチェギョンが同じ場所だったことは・・・内緒にしておこう



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昨日の口内炎と顔の腫れ
かなり良くなってきました~❤
ただ抗生物質のせいか・・・
すごくだるい~~~!

あの二日お薬飲み切って
治ってくれるといいな。


今朝・・玄関を開けたら
壁に大きなカマさんがいました。
もうね…絶叫よ~~!
15㎝はありそうなカマさん・・・
怖くて網戸は開けられません~~!


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