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Channel: ~星の欠片~
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俺様的略奪白書 1

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大学二年の時・・・

混雑する大学の駐車場入り口でチェギョンを見掛け恋をし、バイト先まで追いかけてしまった俺

見事彼女のハートを射止め彼女と付き合えるようになって半年が過ぎた頃、

俺は親友チャン・ギョンの彼女イ・ガンヒョンから、チェギョンの誕生日の事を知らされた

『シン君~~♪もうすぐチェギョンの誕生日ね♪』
『あぁ?・・・いつだ?』
『やだっ!チェギョンから聞いていないの?来週の土曜日よ。』
『聞いてない。』
『全くあの子らしいわね。なにも催促しないなんて・・・』
『ガンヒョン・・・チェギョンってなにか欲しがっているものはないか?』
『欲しがっているもの?う~~ん・・・ゆっくり寛げる時間じゃないの?
ほら、あの子って・・・大学以外はバイト詰めの毎日でしょ?』
『ゆっくり・・・寛げる時間・・・。ありがとうガンヒョン。』

そう言われてみればそうだ。

春休みも夏休みもチェギョンはびっしりバイトが入っていて、俺に遊びに誘う隙を与えてくれなかった

ゆっくり寛げる時間・・・俺はその日からバイト先のスタッフや店長に掛け合い、チェギョンと同じシフトで

翌週の土日を休める様・・・なんとか頼みこんだ

泊まりがけで出掛ける・・・なんてチェギョンに行ったら警戒されるだけだ

ただ休みを操作した事だけ言って連れ出そう・・・そして二人でゆっくり過ごす時間を作るんだ

あとのことは神のみぞ知るだ

俺はチェギョンの誕生日の週、思い切って言ってみた

『チェギョン・・・今週の土曜日、少し遠出しないか?』
『えっ?でも土曜日は私バイトが・・・』
『他のスタッフに変わって貰った。チェギョンはその日休みだ。』
『えっ?・・・どっ…どうして?』

俺は口角を上げニタリと笑うと答える

『連れて行きたいところがあるんだ。いいだろう?』
『うん。』

チェギョンを連れて行く場所はうちの別荘だ

結構な観光地でにぎわっているが湖畔に建てられた洋風建築は、建物の中から湖が見渡せる最高の環境だ

俺様自慢のボートで湖一周って言うのもいいな

食事やバースディケーキのケータリング手配も万全。。。

俺はいつも忙しいチェギョンに寛ぎの時間をプレゼントするつもりだ

まぁ・・・チェギョンの為と言いながら。半分は一緒に過ごす時間が欲しかった俺だ


チェギョンの誕生日当日・・・アパートに迎えに行くと、チェギョンはもう既にアパートの入口で俺を待っていた

『シン君おはよう♪』
『チェギョン・・・もう待っていたのか?』
『うん、お出かけだって言うから嬉しくって♪へへへ~~♪』

屈託のない笑顔を浮かべるチェギョン・・・あまりにも可愛くってすぐにでもハグしたい気分になるが、

ひとまず俺は運転手だ。。。必死で気持ちを抑えた

『早く乗れよ。』
『うん♪』

チェギョンがシートベルトを装着すると同時に、俺はエンジンをふかし別荘に向かって車を走らせる

朝の出発だったが、恐らく順調に車を走らせても到着は午後になるだろう

別荘での誕生日の準備は夕食時としてある。。。ある意味今夜中に帰ろうとは言えない時間になってしまう

知能犯だな俺は・・・くくっ・・・

そんな俺にチェギョンは探るような視線を向けてくる

『シン君~~どこに行くの?』
『湖までドライブにな・・・』
『えっ?私明日もバイト・・・』
『明日お前は休みにして貰った。』
『えっ?』
『ボートがあるんだ。ゆっくりしてこよう。』
『ゆっく・・・り?』

なんだか困惑した顔で俺の横顔をじっと見つめるチェギョン・・・不信感を抱かせたか?

俺はなんでもない顔を装い言ってみる

『夏休みもどこにも遊びに行けなかっただろう?秋休みってことでいいだろう?
もしお前が帰りたいっていうなら・・・もちろん帰るけど・・・』

少し弱気になる俺・・・

『いや・・・明日もバイトが無くてゆっくりして来てもいいなら構わないけど、お泊まりだなんて聞いていないから
私何も持って来てない・・・』
『向こうで揃えればいい。なんでも売ってるよ。』
『そんなの無駄遣いだよ!』
『無駄遣いじゃない!っつ・・・文句言わずにゆっくり遊んで来よう。』
『うん♪』

うすうす感づかれているのか?俺がチェギョンの誕生日を祝いたい事・・・

チェギョンは頬を桜色に染めて、少し嬉しそうに微笑んだ

大学三年生になった俺達・・・チェギョンは今日21歳になる

21歳になって初めて顔を合わす奴が俺だと言うことが、正直嬉しくて仕方がない

もちろんこの先・・・22歳も23歳もずっと一緒に居られたらいい・・・

俺は運転しながらそんな気持ちで胸がいっぱいになっていた



途中昼食休憩を入れ、湖に到着したのは午後二時を廻っていた

俺は別荘の駐車場に車を乗り入れ、チェギョンを助手席から降ろすとチェギョンの手を握り湖に案内する

早くボートに乗らないとあっという間に日は傾いてしまう

寒くなって風邪などひかせたら大変だ

俺は停泊しているボートの中の一艘を指差した

『あれ・・・俺のボートだ。乗るか?』
『えっ?シン君が運転するの?』
『あぁ。可笑しいか?』
『いや・・・おかしくないけど。』
『じゃあ早く乗ろう。』

チェギョンの手を引いてボートに招き入れる・・・揺れるボートにチェギョンは叫び声をあげながらも楽しそうだ

『ちゃんと座ったか?』
『うん♪』
『じゃあ湖一周するぞ。』
『うん~♪』

エンジンを掛けゆっくりボートを移動させ徐々にスピードを上げて行く

『うわ~~~っ・・・風が気持ちいいね♪』

チェギョンの長い髪が風になびくのがミラー越しに見え、なんだかいつになく胸が高鳴る

遠くで魚釣りをしている観光客を見つめ、チェギョンは興味を持ったようだ

『シン君!お魚釣ってるよ。ねえ・・・何が釣れるのかな?』
『さぁな。俺は待つのがあまり得意じゃないから、魚釣りはしないんだ。』
『そうなの?勿体ないなぁ・・・』

魚釣りなんて・・・釣ったあとの魚を捌く事を考えただけでぞっとする

釣って逃がすくらいなら、最初から釣らない方がいい

魚にダメージを与えるだけだ

湖の岸では散歩する恋人たちや家族連れで賑わっている

夕食後…夜の湖畔を歩くのもいいな・・・などと考えている間に、ボートの停泊場に到着してしまった

俺は先にボートから降りると、チェギョンの手を引いてボートから降ろした

『少し寒かったか?鼻の頭が真っ赤だ。くくっ・・・』
『うん、でもすごく楽しかったよ~♪』

再びチェギョンと共に別荘に向かい、俺は別荘の鍵を開けた

『ここ・・・どうしたの?レンタルしたの?すごい別荘だけど・・・』
『いや、うちの別荘だ。』
『シン君のお家の・・・持ちモノ?』

玄関を入るなりチェギョンはその別荘内の光景に驚いたように立ち尽くした。。。


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いや~~ん!皆様、ご無沙汰して申し訳ないっ!
ふぅちゃんを腕枕していたせいなのか・・・首から肩にかけて攣っちゃってね
痛いのなんのって二日何もできなかったわ。
更新大変遅くなりました。
かなり良くなったので漸く書かせていただく事に♪

190万踏んでくださった方からのリクエストにより
俺様の・・・チェギョンのバースディを書かせていただきます。
ちょっと・・・お話が暴走しまして
耐えてゾーンありで参りますぞ~~♪
どうぞよろしくね❤
(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!

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