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Channel: ~星の欠片~
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食いしん坊の★サンタクロース★ 3

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イ・シン先生にセクハラ上司から助けて貰った日・・・ひょんなことから私は、先生と飲みに行くことになった

先生の連れて行ってくれたバーは、とても落ち着いた雰囲気で居心地がいい

しかも出て来る軽食が美味しいの♪

私はなんだか先生の相談役になったみたいに、彼の話に相槌を打ち親身になって話を聞いた

医者って・・・苦労が多いのね・・・

先生と崇められるあこがれの職業とは裏腹に、精神的に相当疲れているみたい

でもさぁ~緊急の呼び出しが入った時≪あたしと仕事、どっちが大事?≫なんて言う?

きっと自分に自信があるんだろうけど、私からしてみたらそんなの傲慢だ

私だったら先生を笑顔で送り出すけどな・・・なんて思って私は先生の別れた彼女を非難してしまった

そんな私の対応に安堵したのか、先生は嬉しそうな顔をしていた

白衣を着ている時と全くイメージが違う

病院であった時より表情が柔らかい

先生も苦悩するし弱気な面もある普通の男の人だ

医者だって完璧な人間じゃないって・・・初めて知った気がする

だけど先生がこうやって過去の女性の事を話してしまうのは、きっと≪最高の女友達≫と言われてしまう

私だからなんだろうな

つまり・・・恋愛対象には入らない・・・ってこと

ちぇっ・・・しつこく言い寄るのはあのセクハラ上司くらいよ!

先生みたいな素敵な人に言い寄られたことなんかないもの・・・



先生と車を送り届け、自宅マンション前で代行車を降りた時に、

代行料金が支払われていないことを私は知った

もちろん私はその料金を支払った

ん~~年末のこの時期、非常に痛い出費だわ

でも・・・請求になんか行けないよね

先生には病院に行かなきゃ逢えないし

あ~でもたくさんご馳走になったし・・・忘れることにしようかな・・・

私は涙をのんで代行料金はセクハラ上司から助けて貰ったお礼だと、自分に言い聞かせることにした



でも翌日の昼休み

驚いたことに、私の携帯に知らない番号が表示された

誰だろう・・・?訝しく思いながら、私は一応電話を取ってみる

『・・・・』

誰かわからないので無言のまま相手の出方をみる

すると・・・電話の向こうから聞き覚えのある声が響いた

『あの・・・失礼ですがシン・チェギョンさんの携帯では?』
『えっ?はい。そうですが・・・どちら様ですか?』
『あ・・・私です。イ・シンです。昨日は一杯と言いながら長く引き留めてしまってすみません。』
『いいえとんでもない。ご馳走になりました~♪』
『あ・・・その上、代行の料金を支払わせてしまったでしょう?』
『えっ?あ・・・はい。』
『お返ししないと・・・。今夜時間取れますか?』
『はい。』
『では昨日あなたが飛び出した辺りで車を停めて待っています。時間は何時だったらいいですか?』
『夕方五時半でしたら・・・』
『わかりました。ではその時に・・・。』

おぉ・・・イ・シン先生の携帯番号ゲット♪

先生って意外と義理堅いのね・・・わざわざお金を返す為に連絡をくれるなんて・・・

でも年末の何かと物入りな時期だから助かっちゃった

私は先生と約束した時間より早目に、その場所で待った

なぜならそこは駐車禁止区域だったから、もし先生が違反切符でも切られた時には

申し訳なくなってしまうもの


約束きっかりの時間に先生は現れた

『チェギョンさん・・・ここは車が停められないから乗ってください。』
『あ・・・はい。』

先生の車に乗るのも三度目

クリスマスイブに起こした腹痛が、素敵な先生と何度もお逢いするチャンスをくれるとは思わなかったわ

『チェギョンさん・・・お時間ありますか?』
『えっ?はい。大丈夫ですが・・・』
『食事していきませんか?今夜は飲みませんので・・・』
『大賛成です~♪』

先生はお洒落なイタリアンレストランへ私を連れて行ってくれた

『昨日は本当にすみませんでした。』
『いいえ。気になさらないでください。』
『これ・・・昨日お借りしたお金です。』

手渡された封筒の中には、昨晩私が支払った代行料金よりも多い紙幣が入っていた

『先生・・・多すぎます。』
『いや・・・本当に申し訳なかったので、利息ですよ。』
『そんなぁ~~・・・・』
『なんだか愚痴まで聞かせてしまいましたし・・・』
『それも気にしないでください。私は話が聞けてとても楽しかったんですから~♪』
『また・・・食事に誘っても構いませんか?』
『えっ?ええ、もちろんです。』

あはは~~聞き上手なのが役に立ったかも

こうして私は月に二度ほど、先生と食事するようになった

逢えば逢うほど素敵な人だなって思う

うん。正直言ってしまえば・・・話し相手?食事する相手だとしても、先生と逢えるならそれでいい

なぜ歴代の彼女さん達は、先生の彼女という名誉ある立場にいながら我儘放題だったのだろう

私だったら・・・そんな思いさせないのに・・・




先生と逢うようになって数カ月・・・

会社の健康診断で、久し振りに白衣を着た先生に逢った

逢った・・・というか、先生が会社にやってきたのだ

『イ・シン先生・・・外科医なのになぜ?』
『チェギョンさん・・・この会社に勤務しているんですか。あ~人手が足りなくて非番を駆り出されたんです。』

あまり自分の話はしないようにしていた

『そうでしたか~♪』
『では・・・胸を開けてください。』

シマッタ・・・今日は可愛い下着じゃなかった

まぁそんなところまできっと見えないだろうと高をくくっていた私だったけど、しっかり見えていたみたい

先生・・・含み笑いしているよ

『くくっ・・・はい。胸の音は正常です。』
『っつ・・・笑わないでください!今日はジムに行く日なんですっ!!』

思いきり色気のないスポーツブラの私・・・先生が健康診断にやって来ると知っていたら、一番可愛いのを

着けてきたのになぁ

そうしたら先生・・・意味深に笑うの

『ほぉ~ジムに通われているんですか。だから(あんなに食べても)太らないんですね。』
『余計なお世話ですっ!』

そんな風に軽口を叩けるようになった私達

でも・・・先生にとって私は、気が休まる存在だけみたい

その証拠に・・・色気のある話には一切ならない

やっぱり・・・私は男女間を超えた親友にしかなり得ないのかな



自分の中でイ・シン先生が特別な異性になっていくのは止められなかった

そしてそんなことを思っていた矢先に・・・事件は起こった



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あはは~~たった四羽の短いお話の中の
プチ耐えてゾーン到来~~♪
でも次回、耐えてゾーンと共に完結なんですよぉ(爆)

あ~~ん、クリスマス過ぎちゃうけど申し訳ない
第四話は月曜日に更新させていただきますね❤

昨日の新●の火災・・・
被害に遭われた方いらっしゃいませんでしたか?
強風の猛威まざまざと見せつけられました。
胸が痛いです。
心よりお見舞い申し上げます。


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