湯あたりするほど露天風呂の中でおしゃべりを楽しんだ四人は、名残惜しそうに風呂から上がり
脱衣所でそれぞれに着替えを済ませてから髪を乾かしている
何もかもが初めてで手間取っているチェギョンが漸く着替えを済ませ、脱衣所にある椅子に腰掛けた時
皆は既にドライヤーを掛け始めていた
(可愛いパジャマって・・・こういうので良かったのかぁ。あ~~~ガンヒョンなんか、まるでお姫様だ。)
自分の中の≪可愛い≫の認識が世間一般とは酷くかけ離れている事に漸く気がついたチェギョンは、
皆のパジャマを見ながら母の勧めるパジャマを購入して本当に良かったと思う
『あ!チェギョン可愛いパジャマ着ているじゃん!!』
『えへへ~♪お母さんに買って貰ったんだ♪でもみんなのパジャマもすごく可愛い。
って言うかパジャマじゃなくてナイティーって呼ぶのがふさわしい感じ?』
『まあね。もうすぐアタシ達も大学生だし、少しくらいの色気があってもいいんじゃないの?』
『えっ?色気?』
『チェギョンはもっとフリフリなのを持ってくるかと思ったわ。』
『そんなぁ・・・・』
チェギョンにとってパジャマの定義とは、温かくて寝やすい物が一番
皆の着ている様なナイティーでは・・・きっと布団を肌蹴て見るも無残な状態になってしまう、
自分の姿が想像できたのだ
至れり尽くせりの脱衣所で皆で並んで備え付けのドライヤーを使い鏡に向かって髪を乾かす
こんな細部にまで心配りを感じさせる別荘が個人所有のものだなんて、
チェギョンには到底信じられない思いだった
『さ・・・寒いっ!!』
脱衣所を出た四人は急いで階段を駆け上がり部屋に戻っていく
そしてベッドにそれぞれ寝転んでパジャマパ-ティーの始まりである
四つ並んだベッドの配置は、真ん中にヒスンとスニョン・・・部屋の隅がチェギョンとガンヒョンだ
ガンヒョンは小さなキャンドルを一本灯し、部屋の灯りを消した
『さて~皆、今年のパジャマパーティーを始めようか。』
『『賛成~~♪』』
そこでチェギョンは何かを勘違いしたらしく、一人布団の中に潜り込み目の部分だけをそっと布団から出すと
皆に問い掛けた
『あ・・・あのさ・・・もしかしてパジャマパーティーっていうのは、冬の怪談話をする事?』
『ぷっ・・・違うわよぉ~!ふふふ・・・現在の自分の恋愛事情とか・・・暴露大会よ。』
『へ?そうなの?良かった~~♪』
『チェギョンは意外と怖がりなんだから~ふふふ。』
安堵し布団の中から漸くチェギョンは顔を出した
『ん~~今年は報告することはないなぁ。』
いきなりスニョンの独壇場が始まる
『スニョン・・・春に付き合っていた人とはどうなったの?』
(え?スニョンにそんな人がいたの?)
チェギョンは友人とプライベートなお付き合いをいつも断っていたため、その恋愛事情などにも相当疎かった
『夏前に別れちゃったよ。だって一緒に居て会話がないんだもの・・・。退屈しちゃって・・・』
チェギョンは思い切って訪ねてみる
『スニョン・・・一体誰と付き合っていたの?』
『ふふふ・・・チェギョンの知らない他校の生徒よ。』
『そんな人・・・いたんだぁ。』
『過去形だけどね。ふふふ・・・』
スニョンの隣のベッドで次にヒスンが手を上げた
『じゃあ次は私ね。私は・・・相変わらず片想い継続中。だから報告できる話が何もないよ。』
(ほぉ・・・)
今まで校内で話したこともない恋愛トークが飛び出し、チェギョンは目を丸くする
そんなヒスンにガンヒョンは呆れた口調でけしかけた
『ヒスン・・・アンタいつまでそうやって黙ってみているつもり?
ただ眺めているだけじゃ恋の勝利者にはなれないのよ!
バレンタインデーには頑張りなさいよ。』
『うん、そうする。今度こそ恋の勝利者になってやる!!』
両手に握り拳を作り高く掲げるヒスン
次はガンヒョンが自分の番だとばかり語り始めた
『アタシは・・・まぁ見ての通りよ。』
『ガンヒョ~ン♪見ての通りじゃわからないから~ふふふ・・・』
『もうアタシ達も付き合って長いしね、ギョンの親もうちの親も公認の仲だから。ふふふ・・・』
『えっ?ガンヒョンとギョン君って、仲がいいなとは思っていたけど付き合っていたの?』
まるで話についていけないチェギョンは、思い切り恥ずかしい質問をしてしまったようだ
『ふふふ・・・そうよ。気がつかなかった?』
『全然・・・』
『まぁアンタは人の恋愛を気にする様な余裕・・・なかったものね。』
『うっそ~~。』
どこか次元の違うチェギョンを置き去りにし、ガンヒョンへの質問は続く
『ガンヒョン・・・ねえ?夏に確か・・・二人でここに来たんだよね?』
(えっ?・・・二人でここに?)
『二泊だけだけどバカンスを楽しんだわ。』
(二人っきりでバカンス?)
『って~ことはガンヒョンは既に・・・』
(既に・・・何?)
『まぁ・・・自然の成り行きでね・・・ふふふ。』
(えっ・・・えぇぇぇぇ~~~っ・・・)
一人で勝手に妄想の世界を彷徨うチェギョンは、顔全体を真っ赤に染めて口を開けたままガンヒョンを凝視する
『ふふっ・・・チェギョンには刺激が強すぎたみたいよ。』
『あ・・・本当だ。』
『くすくすチェギョン・・・首まで真っ赤~♪』
『ひぃ~~~~っ・・・・///』
そんなチェギョンにガンヒョンはいよいよ話の矛先を向けて来る
『それで?チェギョンは・・・どうなの?イ・シンと・・・』
『えっ?シン君と?』
『アンタまさかしらばっくれるつもりじゃないでしょうね。見ていたら解るわよ。』
『あ・・・えっとあのね、実はシン家に帰れるようになったきっかけがシン君のお母さんと出逢ったことで
それから色々助けて貰ったって言うか・・・んっとそんな感じ。』
『付き合っているんでしょう?』
『いや・・・まだだよ。』
『えっ?どうして?』
『シン家のお父さんとシン君が約束したんだ。卒業したら付き合いを認めてくれるって。
それで高校を卒業するまで待っているって感じ・・・』
『アンタ・・・恋する気持ちって待てるものなの?』
『うん。やっぱり両親に認められてお付き合いしたいから・・・』
『なるほどね。チェギョンは親孝行だわ。』
チェギョンとシンに進展がない事を少々がっかりした三人ではあったが、そんなガールズトークも
段々言葉少なになり、温泉で温まった身体は次第と眠りの国に引き込まれていくようだ
気がつくとヒスンが眠りに落ち、続いてスニョンが寝息を立て始めた
チェギョンは初めての事だらけで興奮状態のまま、布団を被ってじっと息を潜めていた
気がつくと・・・静かに部屋のドアが開く音がし、ガンヒョンが部屋から出て行ったようだ
(あれ?ガンヒョンは夜のデートかな?まぁ・・・一緒にお泊まりするほどの仲なら、
二人っきりの時間も欲しいよね~♪)
その後もなんとか眠ろうとしたチェギョンだが、やはり神経が昂っているせいか眠れない
手持無沙汰でマナーモードにしてあるスマホを手にした時、シンからラインのメッセージが届いた
『もう寝ているか?』
『まだ寝てないよ♪』
『少し出て来ないか?』
『うん♪』
(そうだ!この機会にシン君にプレゼントを渡そうっと♪)
チェギョンは音をたてないように鞄の奥底から三人分のプレゼントを出し、それを胸に抱くと部屋から出て行った
するとシンは階段の手前で待っていた
『シン君♪』
『一階のリビングは暖房が付いている筈だ。行こう。』
『うん♪』
二人は意気揚々と階段を降りて行く・・・ところがクリスマスツリーのイルミネーションが点滅するリビングには
既に先客があり甘いムードを漂わせていた
『あ・・・ダメか。チェギョン仕方がない。二階のテラスに行こう。』
『うん。』
二人は足音を忍ばせながらテラスのドアを開け外に出ていった
『寒いな・・・』
『う…うん。寒いね。あ!!あのね・・・シン君これ♪』
チェギョンはシンの為に編んだ深紅のマフラーをシンの首に巻いた
『初めて編んだんだ。あまり上手じゃないけどクリスマスプレゼントだよ。
それとこっちはおじ様ので、こっちはおば様のプレゼントなの。大したものじゃないんだけど渡して貰える?』
シンはチェギョンから受け取った両親へのプレゼントをそっと足元に置くと、今巻かれたばかりのマフラーを
前だけ解き後ろ向きにしたチェギョンにも一緒に巻き付けた
『暖かいな。時間も無かったのにありがとう。それに両親にまで気を遣わせてしまったな。』
『ううん!とんでもない。シン君の家がなかったら私はシン家に戻れなかったんだもの。感謝してもしきれない。
時々ね・・・今の幸せはすべて夢で、目が覚めたらあのアパートに戻って居るんじゃないかって
思うことがあるんだ。夢なんかじゃ・・・ないよね?』
『くっ・・・夢なんかじゃないさ。夢じゃないって証拠に、これは俺からのプレゼントだ。』
チェギョンの首元に冷たい感触が触れる
『なに?』
『十字架のペンダントだ。お前がもう・・・辛い十字架を背負わなくていい様にって・・・』
『シン君・・・ありがとう。』
背後からチェギョンを抱き締めたまま、二人はしばらくその場所で満天の夜空を眺めた
シンは漸く気持ちが通じ合った喜びに感謝し、チェギョンの髪にそっとキスを落とした
それは・・・チェギョンの父ナムギルとの約束を破るまいとする、シンがチェギョンに贈る初めてのキスだった
脱衣所でそれぞれに着替えを済ませてから髪を乾かしている
何もかもが初めてで手間取っているチェギョンが漸く着替えを済ませ、脱衣所にある椅子に腰掛けた時
皆は既にドライヤーを掛け始めていた
(可愛いパジャマって・・・こういうので良かったのかぁ。あ~~~ガンヒョンなんか、まるでお姫様だ。)
自分の中の≪可愛い≫の認識が世間一般とは酷くかけ離れている事に漸く気がついたチェギョンは、
皆のパジャマを見ながら母の勧めるパジャマを購入して本当に良かったと思う
『あ!チェギョン可愛いパジャマ着ているじゃん!!』
『えへへ~♪お母さんに買って貰ったんだ♪でもみんなのパジャマもすごく可愛い。
って言うかパジャマじゃなくてナイティーって呼ぶのがふさわしい感じ?』
『まあね。もうすぐアタシ達も大学生だし、少しくらいの色気があってもいいんじゃないの?』
『えっ?色気?』
『チェギョンはもっとフリフリなのを持ってくるかと思ったわ。』
『そんなぁ・・・・』
チェギョンにとってパジャマの定義とは、温かくて寝やすい物が一番
皆の着ている様なナイティーでは・・・きっと布団を肌蹴て見るも無残な状態になってしまう、
自分の姿が想像できたのだ
至れり尽くせりの脱衣所で皆で並んで備え付けのドライヤーを使い鏡に向かって髪を乾かす
こんな細部にまで心配りを感じさせる別荘が個人所有のものだなんて、
チェギョンには到底信じられない思いだった
『さ・・・寒いっ!!』
脱衣所を出た四人は急いで階段を駆け上がり部屋に戻っていく
そしてベッドにそれぞれ寝転んでパジャマパ-ティーの始まりである
四つ並んだベッドの配置は、真ん中にヒスンとスニョン・・・部屋の隅がチェギョンとガンヒョンだ
ガンヒョンは小さなキャンドルを一本灯し、部屋の灯りを消した
『さて~皆、今年のパジャマパーティーを始めようか。』
『『賛成~~♪』』
そこでチェギョンは何かを勘違いしたらしく、一人布団の中に潜り込み目の部分だけをそっと布団から出すと
皆に問い掛けた
『あ・・・あのさ・・・もしかしてパジャマパーティーっていうのは、冬の怪談話をする事?』
『ぷっ・・・違うわよぉ~!ふふふ・・・現在の自分の恋愛事情とか・・・暴露大会よ。』
『へ?そうなの?良かった~~♪』
『チェギョンは意外と怖がりなんだから~ふふふ。』
安堵し布団の中から漸くチェギョンは顔を出した
『ん~~今年は報告することはないなぁ。』
いきなりスニョンの独壇場が始まる
『スニョン・・・春に付き合っていた人とはどうなったの?』
(え?スニョンにそんな人がいたの?)
チェギョンは友人とプライベートなお付き合いをいつも断っていたため、その恋愛事情などにも相当疎かった
『夏前に別れちゃったよ。だって一緒に居て会話がないんだもの・・・。退屈しちゃって・・・』
チェギョンは思い切って訪ねてみる
『スニョン・・・一体誰と付き合っていたの?』
『ふふふ・・・チェギョンの知らない他校の生徒よ。』
『そんな人・・・いたんだぁ。』
『過去形だけどね。ふふふ・・・』
スニョンの隣のベッドで次にヒスンが手を上げた
『じゃあ次は私ね。私は・・・相変わらず片想い継続中。だから報告できる話が何もないよ。』
(ほぉ・・・)
今まで校内で話したこともない恋愛トークが飛び出し、チェギョンは目を丸くする
そんなヒスンにガンヒョンは呆れた口調でけしかけた
『ヒスン・・・アンタいつまでそうやって黙ってみているつもり?
ただ眺めているだけじゃ恋の勝利者にはなれないのよ!
バレンタインデーには頑張りなさいよ。』
『うん、そうする。今度こそ恋の勝利者になってやる!!』
両手に握り拳を作り高く掲げるヒスン
次はガンヒョンが自分の番だとばかり語り始めた
『アタシは・・・まぁ見ての通りよ。』
『ガンヒョ~ン♪見ての通りじゃわからないから~ふふふ・・・』
『もうアタシ達も付き合って長いしね、ギョンの親もうちの親も公認の仲だから。ふふふ・・・』
『えっ?ガンヒョンとギョン君って、仲がいいなとは思っていたけど付き合っていたの?』
まるで話についていけないチェギョンは、思い切り恥ずかしい質問をしてしまったようだ
『ふふふ・・・そうよ。気がつかなかった?』
『全然・・・』
『まぁアンタは人の恋愛を気にする様な余裕・・・なかったものね。』
『うっそ~~。』
どこか次元の違うチェギョンを置き去りにし、ガンヒョンへの質問は続く
『ガンヒョン・・・ねえ?夏に確か・・・二人でここに来たんだよね?』
(えっ?・・・二人でここに?)
『二泊だけだけどバカンスを楽しんだわ。』
(二人っきりでバカンス?)
『って~ことはガンヒョンは既に・・・』
(既に・・・何?)
『まぁ・・・自然の成り行きでね・・・ふふふ。』
(えっ・・・えぇぇぇぇ~~~っ・・・)
一人で勝手に妄想の世界を彷徨うチェギョンは、顔全体を真っ赤に染めて口を開けたままガンヒョンを凝視する
『ふふっ・・・チェギョンには刺激が強すぎたみたいよ。』
『あ・・・本当だ。』
『くすくすチェギョン・・・首まで真っ赤~♪』
『ひぃ~~~~っ・・・・///』
そんなチェギョンにガンヒョンはいよいよ話の矛先を向けて来る
『それで?チェギョンは・・・どうなの?イ・シンと・・・』
『えっ?シン君と?』
『アンタまさかしらばっくれるつもりじゃないでしょうね。見ていたら解るわよ。』
『あ・・・えっとあのね、実はシン家に帰れるようになったきっかけがシン君のお母さんと出逢ったことで
それから色々助けて貰ったって言うか・・・んっとそんな感じ。』
『付き合っているんでしょう?』
『いや・・・まだだよ。』
『えっ?どうして?』
『シン家のお父さんとシン君が約束したんだ。卒業したら付き合いを認めてくれるって。
それで高校を卒業するまで待っているって感じ・・・』
『アンタ・・・恋する気持ちって待てるものなの?』
『うん。やっぱり両親に認められてお付き合いしたいから・・・』
『なるほどね。チェギョンは親孝行だわ。』
チェギョンとシンに進展がない事を少々がっかりした三人ではあったが、そんなガールズトークも
段々言葉少なになり、温泉で温まった身体は次第と眠りの国に引き込まれていくようだ
気がつくとヒスンが眠りに落ち、続いてスニョンが寝息を立て始めた
チェギョンは初めての事だらけで興奮状態のまま、布団を被ってじっと息を潜めていた
気がつくと・・・静かに部屋のドアが開く音がし、ガンヒョンが部屋から出て行ったようだ
(あれ?ガンヒョンは夜のデートかな?まぁ・・・一緒にお泊まりするほどの仲なら、
二人っきりの時間も欲しいよね~♪)
その後もなんとか眠ろうとしたチェギョンだが、やはり神経が昂っているせいか眠れない
手持無沙汰でマナーモードにしてあるスマホを手にした時、シンからラインのメッセージが届いた
『もう寝ているか?』
『まだ寝てないよ♪』
『少し出て来ないか?』
『うん♪』
(そうだ!この機会にシン君にプレゼントを渡そうっと♪)
チェギョンは音をたてないように鞄の奥底から三人分のプレゼントを出し、それを胸に抱くと部屋から出て行った
するとシンは階段の手前で待っていた
『シン君♪』
『一階のリビングは暖房が付いている筈だ。行こう。』
『うん♪』
二人は意気揚々と階段を降りて行く・・・ところがクリスマスツリーのイルミネーションが点滅するリビングには
既に先客があり甘いムードを漂わせていた
『あ・・・ダメか。チェギョン仕方がない。二階のテラスに行こう。』
『うん。』
二人は足音を忍ばせながらテラスのドアを開け外に出ていった
『寒いな・・・』
『う…うん。寒いね。あ!!あのね・・・シン君これ♪』
チェギョンはシンの為に編んだ深紅のマフラーをシンの首に巻いた
『初めて編んだんだ。あまり上手じゃないけどクリスマスプレゼントだよ。
それとこっちはおじ様ので、こっちはおば様のプレゼントなの。大したものじゃないんだけど渡して貰える?』
シンはチェギョンから受け取った両親へのプレゼントをそっと足元に置くと、今巻かれたばかりのマフラーを
前だけ解き後ろ向きにしたチェギョンにも一緒に巻き付けた
『暖かいな。時間も無かったのにありがとう。それに両親にまで気を遣わせてしまったな。』
『ううん!とんでもない。シン君の家がなかったら私はシン家に戻れなかったんだもの。感謝してもしきれない。
時々ね・・・今の幸せはすべて夢で、目が覚めたらあのアパートに戻って居るんじゃないかって
思うことがあるんだ。夢なんかじゃ・・・ないよね?』
『くっ・・・夢なんかじゃないさ。夢じゃないって証拠に、これは俺からのプレゼントだ。』
チェギョンの首元に冷たい感触が触れる
『なに?』
『十字架のペンダントだ。お前がもう・・・辛い十字架を背負わなくていい様にって・・・』
『シン君・・・ありがとう。』
背後からチェギョンを抱き締めたまま、二人はしばらくその場所で満天の夜空を眺めた
シンは漸く気持ちが通じ合った喜びに感謝し、チェギョンの髪にそっとキスを落とした
それは・・・チェギョンの父ナムギルとの約束を破るまいとする、シンがチェギョンに贈る初めてのキスだった
うんにゃ~~昨日は更新できなくてすまんです。
ちなみに明日も更新します~❤
お暇があったら遊びに来てね❤
ちなみに明日も更新します~❤
お暇があったら遊びに来てね❤