チェギョンとマアムが退院した週の土曜日、俺達夫婦が互いに親交のあったチャン・ギョン一家が
お祝いに訪れてくれた
ギョンとガンヒョンは愛娘のユニとギョンスも共に連れて来た
あの頃はまだ生まれたばかりだったギョンスも。今ではすっかり二足歩行をしている
人の子の成長は早いって言うが本当だな
客が来るのが大好きな母は満面の笑みでギョン一家を迎え、そして飲み物とお菓子を置くと
リビングから出て行った
ガンヒョンとユニはチェギョンを取り囲みソファーに腰掛けた
『チェギョ~ン出産おめでとう。病院に行けなくってごめんね。なんたって子供二人いると
病院まで行くの大変で・・・』
『いいのよガンヒョン♪来てくれて嬉しいわ。ユニもありがとう。』
一通りの挨拶を済ませた後、ギョン一家は簡易式のベビーベッドに寝かされたマアムをじっと覗きこんだ
『わぁ・・チェギョン、アンタにそっくりじゃないの!』
ガンヒョンの隣で必死に覗きこむユニは、マアムを嬉しそうに見つめ・・・そして握り締めた手にそっと触れた
『チェギョンお姉ちゃんの赤ちゃんだから・・・これは私の妹?』
『そうねユニ。チェギョンお姉ちゃんの赤ちゃんだから、ユニは妹みたいに可愛がらなきゃね。』
『えっ?ママ・・・私の妹じゃないの?ユニは妹が欲しいのに・・・』
くっ・・・ギョン、第一子から第三子の催促だぞ・・・
周りの声に目覚めたのかマアムが突然泣き始めた。そう言えばそろそろ授乳の時間か?
俺はこの場所にいて貰っては困るギョンとギョンスを誘い、庭を散歩することにした
緑の芝生の上をギョンスは駆け出し・・・そして転ぶ。その度にギョンはギョンスの元に駆けつけ
ギョンスが自分で起き上がるのを笑顔で見守る
ギョンも立派に父親なんだな・・・そんな事を感心しながら見ていた時、ギョンは俺に振り向いて笑いかけた
『しっかし・・・シンも変わったな。』
『あぁ?変わったか?』
『うん。ものすごく変わった。昔はさ~綺麗なお姉ちゃんと軽いお付き合いくらいはしても
どこか気を許していない感じだったのに、今じゃあチェギョンにべた惚れだ。』
『べた惚れ?・・・くくっ・・確かにそうかもしれないな。』
『なぁシン?結婚の決め手はなんだったんだ?俺には独身貴族を貫く・・・
みたいなこと言った事もあったのにさぁ~。』
俺は少し考えた。その当時の気持ちに心をワープさせてみる
『そうだなぁ・・・チェギョンと結婚を決めた理由は・・・
チェギョンが結婚して仕事を辞めたがっていたからだ。』
『はぁ?つまり・・・チェギョンの願いを叶えるために、自分の主義を覆したと言う事か?』
『あぁどうだ。』
『それほど・・・惚れたってこと?』
『きっとな。』
『すごい女だなチェギョンは・・・』
『あぁ、とんでもなくすごい女だ。くくっ・・・。ところでギョン、ひとつ質問があるんだが・・・』
『質問?いいよ~どうぞ。』
『女性にとって出産は大変な苦しみだろう?ギョンも陣痛で苦しむガンヒョンを見ただろう?』
『うん。もちろん・・・』
『なのになぜ・・・それを繰り返すんだ?』
『あははは~~~。そうだよな。シンはまだ子供が生まれたばかりで、出産で苦しんでいるチェギョンが
記憶に生々しい訳さ。だけど・・・時が経つと、またあの赤ちゃんの温もりが恋しくなるのさ~。』
『赤ちゃんの温もり・・・あぁその気もちは解る。』
『愛する奥さんの産んだ赤ちゃんにまた逢えるんだぜ。こんなに素晴らしい事はないだろう?
『まぁ確かにそうだが・・・』
『陣痛や出産の苦しみは生まれたと同時に喜びに変わるんだ。
でなければ全人類一人っ子で終わりさ。はははは~~♪』
『なるほどな。出産の苦しみを乗り越えてまでも、また赤ちゃんに逢いたくなる・・・そうか?』
『うん、そうだよ~~♪』
母の言うポンポンポ~~ンは今はまだとても考えられないが、いつかそう言う気持ちになると日が来る
ギョンとギョンスを見ていると男の子って言うのもいいものだな・・・と心の片隅で俺は思った
ギョン一家が慌ただしく帰って行った後、俺は初めて許されたマアムの沐浴に
結婚式以来の心臓の高鳴りを覚えていた
緊張は・・・背後で見守る6つの瞳が、なおさら俺に輪を掛けてくれた
『ねえ~シン、本当に大丈夫なの?』
『シン・・・父さんが代わろうか?』
『シン君ファイティィィーーーン♪』
うるさいみんな・・・気を散らすな
ベビーバスの中にお湯を張り、足元からゆっくりマアムを浸からせる。そして手に持った薄手のタオルを
お湯に浸し、マアムの顔をそっと拭った
『あら・・・マアムったら泣かないわ。』
母のそんな言葉を聞きながら、俺は口角を上げ濡らしたタオルで髪を撫でる
マアムはその小さくてセクシーな口元をすぼませて、なんとも気持ち良さそうな表情をする
ベビーシャンプーを泡立てマアムの身体を洗う。まるでチェギョンを思わせる様な白くて滑らかなその肌に
俺は≪嫁には絶対に出さないぞ≫と心の中で強く思った
本日の花≪ネタに困って・マジカルキューティー≫
台風一過・・・皆様ご無事でしたか?
管理人地方は・・・知らぬ間に通り過ぎて行きました。
被害に遭われた皆様
心よりお見舞い申し上げます。
なお・・・土日は【ふぅめる通信】及び【マジカル・多肉通信】と
お送りいたします。
しかし暑いです。36度エアコンつけず
我慢大会の管理人ですよ(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!
お祝いに訪れてくれた
ギョンとガンヒョンは愛娘のユニとギョンスも共に連れて来た
あの頃はまだ生まれたばかりだったギョンスも。今ではすっかり二足歩行をしている
人の子の成長は早いって言うが本当だな
客が来るのが大好きな母は満面の笑みでギョン一家を迎え、そして飲み物とお菓子を置くと
リビングから出て行った
ガンヒョンとユニはチェギョンを取り囲みソファーに腰掛けた
『チェギョ~ン出産おめでとう。病院に行けなくってごめんね。なんたって子供二人いると
病院まで行くの大変で・・・』
『いいのよガンヒョン♪来てくれて嬉しいわ。ユニもありがとう。』
一通りの挨拶を済ませた後、ギョン一家は簡易式のベビーベッドに寝かされたマアムをじっと覗きこんだ
『わぁ・・チェギョン、アンタにそっくりじゃないの!』
ガンヒョンの隣で必死に覗きこむユニは、マアムを嬉しそうに見つめ・・・そして握り締めた手にそっと触れた
『チェギョンお姉ちゃんの赤ちゃんだから・・・これは私の妹?』
『そうねユニ。チェギョンお姉ちゃんの赤ちゃんだから、ユニは妹みたいに可愛がらなきゃね。』
『えっ?ママ・・・私の妹じゃないの?ユニは妹が欲しいのに・・・』
くっ・・・ギョン、第一子から第三子の催促だぞ・・・
周りの声に目覚めたのかマアムが突然泣き始めた。そう言えばそろそろ授乳の時間か?
俺はこの場所にいて貰っては困るギョンとギョンスを誘い、庭を散歩することにした
緑の芝生の上をギョンスは駆け出し・・・そして転ぶ。その度にギョンはギョンスの元に駆けつけ
ギョンスが自分で起き上がるのを笑顔で見守る
ギョンも立派に父親なんだな・・・そんな事を感心しながら見ていた時、ギョンは俺に振り向いて笑いかけた
『しっかし・・・シンも変わったな。』
『あぁ?変わったか?』
『うん。ものすごく変わった。昔はさ~綺麗なお姉ちゃんと軽いお付き合いくらいはしても
どこか気を許していない感じだったのに、今じゃあチェギョンにべた惚れだ。』
『べた惚れ?・・・くくっ・・確かにそうかもしれないな。』
『なぁシン?結婚の決め手はなんだったんだ?俺には独身貴族を貫く・・・
みたいなこと言った事もあったのにさぁ~。』
俺は少し考えた。その当時の気持ちに心をワープさせてみる
『そうだなぁ・・・チェギョンと結婚を決めた理由は・・・
チェギョンが結婚して仕事を辞めたがっていたからだ。』
『はぁ?つまり・・・チェギョンの願いを叶えるために、自分の主義を覆したと言う事か?』
『あぁどうだ。』
『それほど・・・惚れたってこと?』
『きっとな。』
『すごい女だなチェギョンは・・・』
『あぁ、とんでもなくすごい女だ。くくっ・・・。ところでギョン、ひとつ質問があるんだが・・・』
『質問?いいよ~どうぞ。』
『女性にとって出産は大変な苦しみだろう?ギョンも陣痛で苦しむガンヒョンを見ただろう?』
『うん。もちろん・・・』
『なのになぜ・・・それを繰り返すんだ?』
『あははは~~~。そうだよな。シンはまだ子供が生まれたばかりで、出産で苦しんでいるチェギョンが
記憶に生々しい訳さ。だけど・・・時が経つと、またあの赤ちゃんの温もりが恋しくなるのさ~。』
『赤ちゃんの温もり・・・あぁその気もちは解る。』
『愛する奥さんの産んだ赤ちゃんにまた逢えるんだぜ。こんなに素晴らしい事はないだろう?
『まぁ確かにそうだが・・・』
『陣痛や出産の苦しみは生まれたと同時に喜びに変わるんだ。
でなければ全人類一人っ子で終わりさ。はははは~~♪』
『なるほどな。出産の苦しみを乗り越えてまでも、また赤ちゃんに逢いたくなる・・・そうか?』
『うん、そうだよ~~♪』
母の言うポンポンポ~~ンは今はまだとても考えられないが、いつかそう言う気持ちになると日が来る
ギョンとギョンスを見ていると男の子って言うのもいいものだな・・・と心の片隅で俺は思った
ギョン一家が慌ただしく帰って行った後、俺は初めて許されたマアムの沐浴に
結婚式以来の心臓の高鳴りを覚えていた
緊張は・・・背後で見守る6つの瞳が、なおさら俺に輪を掛けてくれた
『ねえ~シン、本当に大丈夫なの?』
『シン・・・父さんが代わろうか?』
『シン君ファイティィィーーーン♪』
うるさいみんな・・・気を散らすな
ベビーバスの中にお湯を張り、足元からゆっくりマアムを浸からせる。そして手に持った薄手のタオルを
お湯に浸し、マアムの顔をそっと拭った
『あら・・・マアムったら泣かないわ。』
母のそんな言葉を聞きながら、俺は口角を上げ濡らしたタオルで髪を撫でる
マアムはその小さくてセクシーな口元をすぼませて、なんとも気持ち良さそうな表情をする
ベビーシャンプーを泡立てマアムの身体を洗う。まるでチェギョンを思わせる様な白くて滑らかなその肌に
俺は≪嫁には絶対に出さないぞ≫と心の中で強く思った
本日の花≪ネタに困って・マジカルキューティー≫
台風一過・・・皆様ご無事でしたか?
管理人地方は・・・知らぬ間に通り過ぎて行きました。
被害に遭われた皆様
心よりお見舞い申し上げます。
なお・・・土日は【ふぅめる通信】及び【マジカル・多肉通信】と
お送りいたします。
しかし暑いです。36度エアコンつけず
我慢大会の管理人ですよ(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!