彼女と無事婚約が整った翌週・・・俺達は新居の家具などを揃える為買い物に出かけた
彼女を連れて行った高級デパート。俺はまず寝具売り場に彼女を連れて行った
一目で俺の好みのベッドに目が向き、俺はそれに彼女を座らせてみた
くくくっ・・・散々俺にからかわれた彼女は、呆気なくベッドの選択権を俺に譲渡し・・・まんまと俺は
その一目惚れしたベッドを購入することができた
もちろん・・・それに付随するピローケースなどは、彼女に選択権を譲ったがな。
ベッドが決定し配送手続きを取った後、俺達は家庭用品のコーナーに向かった
彼女は今度は自分の番とばかりに、俺の手を引っ張って先導する
『シン君・・・あのマグカップ・・・如何にも新婚さんって感じで可愛い~♪』
彼女の手に取ったマグカップを凝視する。そうか?ハート型になった飲み口なんて飲みにくいだけだろう?
万が一そんなカップで君がカフェオレなど飲んでいたら、カップから口を離す度俺にキスをしろと
言っている様なものだ
『却下・・・』
『えっ?どうして?こんなに可愛いのに~~!!』
『実用的じゃない。』
『ぷ~~ん!!』
彼女は不貞腐れ、仕方なさそうにそのマグカップを戻す
いや・・・別に買っても構わない。ただ・・・出社前の時間などにそんなカップを使われた日には、
俺が仕事に行けない・・・
彼女は気を取り直して、本当にシンプルなマグカップを指差した
『じゃあ・・・シン君、あれはどう?』
聞くまでもなく本当にどこにでもある様なマグカップだ。反対する理由はない
『いいんじゃないか?』
『じゃあこれ買っちゃおう~~っと♪』
彼女は白にハート型の絵柄の入ったマグカップを選んだ。
食器などは白を基調とした割れにくい素材のものを選ぶ彼女・・・
『私・・・そそっかしいからすぐに落しちゃうのよね・・・』
落しても簡単には割れない素材・・・なかなか賢い買い物だな。
客人が来た時に揃った皿が無いのでは格好がつかない。各種5枚ずつ買い求めた
『普段使うものはどうする?』
そう俺が問い掛けると、彼女は笑って答えた
『包丁とかまな板は、手に馴染んだ物が一番だから・・・今使っているのでいいわ。』
君も早く俺の手に馴染んだらいい・・・そんな事を密かに思ってしまう俺だった
買い物を済ませた後食事をし、彼女をマンションまで送り届ける
最近では彼女の部屋で彼女が眠そうな気配を見せるまで一緒に過ごすことが多い
彼女が一言でも≪帰らないで・・・≫とか≪今夜は帰らない・・・≫とか口にしたら、今すぐにでもこの関係は
一歩前進する所なんだろうが・・・やはりさすがシン・チェギョン。そんな事は言ってくれない
まぁ焦る事はない。結婚はもう・・・目の前なんだ
結婚式の招待状が出来上がった日、配送手配一切を式場スタッフに任せ俺と彼女はただ一通の招待状を
持参するとチャン家に向かった
事前に連絡していた為・・・一家揃って俺達を迎えてくれた
『いらっしゃい♪』
『よく来たね~~♪』
満面の笑みの親友夫婦・・・俺達のなれそめを聞きたくて仕方がない顔つきだ
『お邪魔します♪』
部屋に通されソファーに腰掛けると、彼女は土産に買って来たケーキをガンヒョンに差し出した
『ガンヒョン・・・これ、ガンヒョンの好きなケーキ♪』
『わぁ~久し振りだわ。チェギョンありがとう。』
チェギョンの膝の上にはギョンの長女ユニがちょこんと座り、すっかり寛いでいる
ギョンの奥さんガンヒョンは、娘に向かって話しかけた
『ユニ~♪チェギョンお姉ちゃん、隣に座っているお兄ちゃんのお嫁さんになるんだってよ~♪』
ガンヒョンのその言葉にユニはチェギョンの顔を見上げ、それから俺に視線を移した
『お姉ちゃん・・・お嫁さんになるの?』
『うん。そうよ♪』
『このお兄ちゃんが旦那さん?』
『ええ。』
『お姉ちゃん可愛いから、きっとすごくきれいだね・・・』
『まぁ・・・♪』
ユニは俺よりもチェギョンの方が好きらしく、チェギョンの顔をうっとりと眺めている
チェギョンはユニの言葉に頬を染め、嬉しそうに微笑んだ
ガンヒョンは俺達が持参したケーキを皿に載せ其々の前に置き、それから紅茶の入ったティーカップを
その横に置くと俺達が座るソファーの前に腰を降ろした
『それで?二人のなれそめを聞かせていただこうかしら。』
『実はね・・・ガンヒョン、お見合いだったの。』
『えっ?お見合い?シン君・・・以前家に来た頃は、結婚しそうな雰囲気でもなかったわよね?』
ガンヒョン・・・俺に話しを振って来るか?そんな昔の事は忘れたと言いたい
『あ?あぁ。あの頃はまだ・・・な。』
ちょっと言葉を濁す俺・・・横からチェギョンが当時の事を暴露し出した
『実はね・・・出逢った日に断られたのよ。≪まだ結婚する気はない。結婚相手には困らない。≫って・・・。
でも私も母から脅されてて、断るまで時間を少しくれないかってお願いしたの。』
素直な彼女は本当の事を話してしまう。参ったな・・・
するとギョンがそんなチェギョンに余計な事を言う。
『そうだよね~~。シンは結婚なんか当分したくないって言っていたし、確かにお相手にも困らなかったし・・・』
チェギョンの視線がチラと俺に向く・・・無言の抗議だ
『ギョン・・・俺が相当遊んでいる様ないい方はよせ。結婚を目前に控えているんだぞ!』
『あ~そうだった。すまんすまん。はははは・・・』
確かに誘えばすぐに応じる女もいたし、独身生活に退屈することなんかなかった
でも今は・・・彼女一人で十分退屈しない。気楽な一人の時間を手放してまで、彼女と一緒に居たいと思う
『三か月の約束だったの。三か月で終わりにするって・・・
でもその三か月が終わる直前に出席したパーティーで、彼のお母様に背中を押されて
捨て身の覚悟で告白しちゃった♪そして今に至る・・・なのよ。』
『そうだったの。じゃあシン君のお母様には感謝しないとね。』
『うん。ものすごく感謝しているわ。』
感謝の気持ちが子供三人なのか?
『とにかく挙式にはアタシ達二人揃って祝福に行くわ。』
ガンヒョンがそう言うと、チェギョンの膝に居たユニは不満そうにガンヒョンに抗議した
『ユニは?ユニも行く~~~!!』
『ユニはギョンスとお婆ちゃんのお家でお留守番よ。』
『イヤーーー!!ユニもチェギョンお姉ちゃんのお嫁さん見に行く~~~!!』
くくくっ・・・そうだろうな。これほどチェギョンを大好きなユニだ。参列させてあげないと可哀想だな
俺はユニへのご機嫌をとる様にユニの顔を覗きこんだ
『じゃあユニもお父さんお母さんと一緒に来るか?』
『ホント?ユニも行っていいの?』
『あぁ。一緒においで。』
俺はギョンとガンヒョンの名前が記された招待状にユニの名前を付け加えた
ユニはそれは嬉しそうな顔で、もう一度チェギョンの顔を見上げた
今まで帰って来てからが寂しくなるからと言って、足が遠のいていたチャン家
彼女はこれから先輩夫婦の元に足繁く通う様になるだろう
きっと彼女が羨ましがっていた家族も、すぐに俺達に舞い降りて来るに違いない。
本日の花≪多肉植物・ベビーサンローズ≫
いやいや~~本日は別荘だった為
遅くなっちゃいました。
別荘の結果は【異常なし】でしたよ~♪
良かった❤
彼女を連れて行った高級デパート。俺はまず寝具売り場に彼女を連れて行った
一目で俺の好みのベッドに目が向き、俺はそれに彼女を座らせてみた
くくくっ・・・散々俺にからかわれた彼女は、呆気なくベッドの選択権を俺に譲渡し・・・まんまと俺は
その一目惚れしたベッドを購入することができた
もちろん・・・それに付随するピローケースなどは、彼女に選択権を譲ったがな。
ベッドが決定し配送手続きを取った後、俺達は家庭用品のコーナーに向かった
彼女は今度は自分の番とばかりに、俺の手を引っ張って先導する
『シン君・・・あのマグカップ・・・如何にも新婚さんって感じで可愛い~♪』
彼女の手に取ったマグカップを凝視する。そうか?ハート型になった飲み口なんて飲みにくいだけだろう?
万が一そんなカップで君がカフェオレなど飲んでいたら、カップから口を離す度俺にキスをしろと
言っている様なものだ
『却下・・・』
『えっ?どうして?こんなに可愛いのに~~!!』
『実用的じゃない。』
『ぷ~~ん!!』
彼女は不貞腐れ、仕方なさそうにそのマグカップを戻す
いや・・・別に買っても構わない。ただ・・・出社前の時間などにそんなカップを使われた日には、
俺が仕事に行けない・・・
彼女は気を取り直して、本当にシンプルなマグカップを指差した
『じゃあ・・・シン君、あれはどう?』
聞くまでもなく本当にどこにでもある様なマグカップだ。反対する理由はない
『いいんじゃないか?』
『じゃあこれ買っちゃおう~~っと♪』
彼女は白にハート型の絵柄の入ったマグカップを選んだ。
食器などは白を基調とした割れにくい素材のものを選ぶ彼女・・・
『私・・・そそっかしいからすぐに落しちゃうのよね・・・』
落しても簡単には割れない素材・・・なかなか賢い買い物だな。
客人が来た時に揃った皿が無いのでは格好がつかない。各種5枚ずつ買い求めた
『普段使うものはどうする?』
そう俺が問い掛けると、彼女は笑って答えた
『包丁とかまな板は、手に馴染んだ物が一番だから・・・今使っているのでいいわ。』
君も早く俺の手に馴染んだらいい・・・そんな事を密かに思ってしまう俺だった
買い物を済ませた後食事をし、彼女をマンションまで送り届ける
最近では彼女の部屋で彼女が眠そうな気配を見せるまで一緒に過ごすことが多い
彼女が一言でも≪帰らないで・・・≫とか≪今夜は帰らない・・・≫とか口にしたら、今すぐにでもこの関係は
一歩前進する所なんだろうが・・・やはりさすがシン・チェギョン。そんな事は言ってくれない
まぁ焦る事はない。結婚はもう・・・目の前なんだ
結婚式の招待状が出来上がった日、配送手配一切を式場スタッフに任せ俺と彼女はただ一通の招待状を
持参するとチャン家に向かった
事前に連絡していた為・・・一家揃って俺達を迎えてくれた
『いらっしゃい♪』
『よく来たね~~♪』
満面の笑みの親友夫婦・・・俺達のなれそめを聞きたくて仕方がない顔つきだ
『お邪魔します♪』
部屋に通されソファーに腰掛けると、彼女は土産に買って来たケーキをガンヒョンに差し出した
『ガンヒョン・・・これ、ガンヒョンの好きなケーキ♪』
『わぁ~久し振りだわ。チェギョンありがとう。』
チェギョンの膝の上にはギョンの長女ユニがちょこんと座り、すっかり寛いでいる
ギョンの奥さんガンヒョンは、娘に向かって話しかけた
『ユニ~♪チェギョンお姉ちゃん、隣に座っているお兄ちゃんのお嫁さんになるんだってよ~♪』
ガンヒョンのその言葉にユニはチェギョンの顔を見上げ、それから俺に視線を移した
『お姉ちゃん・・・お嫁さんになるの?』
『うん。そうよ♪』
『このお兄ちゃんが旦那さん?』
『ええ。』
『お姉ちゃん可愛いから、きっとすごくきれいだね・・・』
『まぁ・・・♪』
ユニは俺よりもチェギョンの方が好きらしく、チェギョンの顔をうっとりと眺めている
チェギョンはユニの言葉に頬を染め、嬉しそうに微笑んだ
ガンヒョンは俺達が持参したケーキを皿に載せ其々の前に置き、それから紅茶の入ったティーカップを
その横に置くと俺達が座るソファーの前に腰を降ろした
『それで?二人のなれそめを聞かせていただこうかしら。』
『実はね・・・ガンヒョン、お見合いだったの。』
『えっ?お見合い?シン君・・・以前家に来た頃は、結婚しそうな雰囲気でもなかったわよね?』
ガンヒョン・・・俺に話しを振って来るか?そんな昔の事は忘れたと言いたい
『あ?あぁ。あの頃はまだ・・・な。』
ちょっと言葉を濁す俺・・・横からチェギョンが当時の事を暴露し出した
『実はね・・・出逢った日に断られたのよ。≪まだ結婚する気はない。結婚相手には困らない。≫って・・・。
でも私も母から脅されてて、断るまで時間を少しくれないかってお願いしたの。』
素直な彼女は本当の事を話してしまう。参ったな・・・
するとギョンがそんなチェギョンに余計な事を言う。
『そうだよね~~。シンは結婚なんか当分したくないって言っていたし、確かにお相手にも困らなかったし・・・』
チェギョンの視線がチラと俺に向く・・・無言の抗議だ
『ギョン・・・俺が相当遊んでいる様ないい方はよせ。結婚を目前に控えているんだぞ!』
『あ~そうだった。すまんすまん。はははは・・・』
確かに誘えばすぐに応じる女もいたし、独身生活に退屈することなんかなかった
でも今は・・・彼女一人で十分退屈しない。気楽な一人の時間を手放してまで、彼女と一緒に居たいと思う
『三か月の約束だったの。三か月で終わりにするって・・・
でもその三か月が終わる直前に出席したパーティーで、彼のお母様に背中を押されて
捨て身の覚悟で告白しちゃった♪そして今に至る・・・なのよ。』
『そうだったの。じゃあシン君のお母様には感謝しないとね。』
『うん。ものすごく感謝しているわ。』
感謝の気持ちが子供三人なのか?
『とにかく挙式にはアタシ達二人揃って祝福に行くわ。』
ガンヒョンがそう言うと、チェギョンの膝に居たユニは不満そうにガンヒョンに抗議した
『ユニは?ユニも行く~~~!!』
『ユニはギョンスとお婆ちゃんのお家でお留守番よ。』
『イヤーーー!!ユニもチェギョンお姉ちゃんのお嫁さん見に行く~~~!!』
くくくっ・・・そうだろうな。これほどチェギョンを大好きなユニだ。参列させてあげないと可哀想だな
俺はユニへのご機嫌をとる様にユニの顔を覗きこんだ
『じゃあユニもお父さんお母さんと一緒に来るか?』
『ホント?ユニも行っていいの?』
『あぁ。一緒においで。』
俺はギョンとガンヒョンの名前が記された招待状にユニの名前を付け加えた
ユニはそれは嬉しそうな顔で、もう一度チェギョンの顔を見上げた
今まで帰って来てからが寂しくなるからと言って、足が遠のいていたチャン家
彼女はこれから先輩夫婦の元に足繁く通う様になるだろう
きっと彼女が羨ましがっていた家族も、すぐに俺達に舞い降りて来るに違いない。
本日の花≪多肉植物・ベビーサンローズ≫
いやいや~~本日は別荘だった為
遅くなっちゃいました。
別荘の結果は【異常なし】でしたよ~♪
良かった❤