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Channel: ~星の欠片~
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恋の花咲かせましょ♪ 12

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【さぁ~皆様ご一緒に≪現実逃避≫】

パーティーの翌日も彼女への余韻が全く冷めない俺は、思い余って彼女に逢いに行った

何やら落ち込んでいる様子の彼女を浮上させ、いざ食事にと向かったレストランは臨時休業だった

連れて行きたい店はたくさんある。俺はどこに行こうかと思案していた。

そうしたら彼女は何を思ったのか≪私の部屋で食事しない?≫と、とんでもない事を提案する

ついさっき≪挑発する様な事は言うな。≫と釘を刺したばかりの俺にだ

しかもこの俺に≪私が漬けたキムチもあるの♪≫と満面の笑みで言う。

俺に手製のキムチを食べに来いと誘う女性なんて、今までいなかった

くくっ・・・彼女らしいと言えばそれまでだが、彼女は純粋に食事を御馳走したいだけと言う

だが・・・それは恐らく無理だろうな。

彼女に誘われ入っていった彼女の部屋。前高熱を出した彼女を心配し訪ねた時には、部屋の中など

じっくり見ている余裕はなかった

こじんまりとした作りの部屋。お嬢様だと言うのにあまりにも簡素な生活

地に足を付けた彼女の暮らしぶりが見て取れた

彼女から促されソファーに腰掛ける。彼女はスーツの上着を脱いでその上からエプロンを着けた

なんとも・・・色気のないエプロンだが、それを身に着けて食事の支度をする彼女は妙にエロティックだ

なかなか手際のいい彼女・・・しばらくは大人しくその様子を見守っていたが、やはりどうしても

彼女に近づきたい衝動が抑えきれなくなり・・・俺は彼女の背後に立つと驚かさないようそっと抱き締めた

かなり慎重に近づいたつもりではあったが、彼女はやはり相当驚いたようだった

彼女の肩口に顔を乗せ、そこから彼女の作っている料理を覗き見る

とてもいい匂いがする・・・料理も・・・そして彼女も・・・

俺は思わずその柔らかそうな頬に唇を押し当て、それからずっと触れてみたかった彼女の唇を啄ばんだ

想像していたよりも・・・もっと柔らかい。

熱くて柔らかいその唇は俺を夢中にさせ、ともすれば時間を忘れてしまいそうだった

だが・・・チゲ鍋の煮えたぎる音が俺のその先の行動を制した

『もう・・・食べ時みたいだ。』
『えっ・・・う・・・ん。』

覗きこんだ彼女の瞳は恥ずかしそうに潤んでいて、俺の欲情に更に火を付けたが・・・彼女は恋愛超初心者だ

俺はゆっくり彼女を侵食しようと、先走りする自分の感情を抑えた

彼女の胸元を覆う黒い猫が俺に悪さをしないよう警告する。もちろんしないさ・・・これ以上はな

他の女性にされたら嫌悪感を感じそうな事も、彼女がすると許せてしまう

まるで新婚さながらの食事の時間を楽しみながら、俺は彼女が寿退社したいと言っていたのを思い出し

近い将来こんな時間を毎日送れるのだと想像し笑みが零れる

キムチを漬けてしまう所帯じみた女性・・・それも自分では気が付かないが飛びきりセクシーな女性

そんな女性を妻にするなら、自分の中にあった結婚適齢期を早めても傍に置きたいと思えてしまう俺だった


食事が済んで彼女の淹れてくれたコーヒーを飲む

もう普段なら彼女は入浴を済ませゆっくりしている時間だろう。あまり長居をすると抑制している欲望が

抑えきれなくなりそうだ

『じゃあチェギョン帰るよ。とても美味しかった。ご馳走様。また近々食事しよう。』
『あ・・・シン君、帰っちゃうの?待ってシン君、車まで送る・・・』

名残惜しそうな顔をする彼女に後ろ髪をひかれそうだ

玄関先で靴を履こうとした彼女を俺は笑顔で制止した

『いや・・・それには及ばない。送られたら逆に心配だからここでいい。それよりも・・・』

俺は意味ありげに微笑み彼女に少し顔を近づけた

『ん??』
『おやすみのキスをくれないか?』
『えっ・・・・』

真っ赤に染まる彼女の顔。超初心者の彼女に意地悪かもしれないが、それでも俺は彼女からのキスが欲しかった

その状態のまま俺はじっと彼女を待つ

彼女は戸惑いながらも背伸びして俺の唇に、小さなキスをひとつくれた

その唇が離れようとする瞬間・・・俺は我慢できずに彼女の腰を引き寄せると更に唇を重ね合わせた

優しいキスだけじゃ飽き足らず彼女を侵食し始める俺・・・なんて節操のないと自己嫌悪に陥りながらも

彼女の口内を知り尽くそうと舌を絡め・・・そして吸い上げた

抱き締めた両腕は彼女の存在を確かめる様に彼女の腰を・・・背中を移動した

息絶え絶えの彼女から唇を離した時・・・彼女は俺に妖艶に潤む瞳を向けた

恋愛初心者の彼女であってもそこはやはり年齢なりに成熟しているようだ

『おやすみ・・・』
『ん・・・・』

抱き締めた彼女の身体を解放し、部屋を出るとその扉を閉めた

<ドサッ・・・>

部屋の中で何か物音がした・・・恐らく彼女がその場所に座りこんでしまっているのだろう

俺はその扉を開けたい衝動をぐっと堪え、足音を鳴らして彼女の部屋から去っていった

もし再びその扉を開けてしまったら・・・俺はもう自分を止められないだろうからな・・・

イメージ 1
本日の花≪芍薬≫

いや~~皆様・・・
個々にテンションダウンな方
落ち込み激しい方おられると思います。
私も平常心ではいられませんが・・・

やはり好きなのはイ・シン❤
リアルな彼とは別物と・・・どうぞお考えください。

みんな~~元気出せ~~~~!!
アタシも頑張るよぉ・・・・!!!




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