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Channel: ~星の欠片~
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あなたのしもべ 8

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招待客が全員リビングに揃った時・・・チェギョンはその中で馴染みの顔を見つけ声を掛けた

『あれっ?イ・ユル君だ♪んっ?シン君と仲良しなの?』

ユルは屈託のない笑顔を浮かべチェギョンに答えた

『大学であまりつるむことはないけど、実は僕とシンは従兄弟なんだ。』
『へ~~~っ・・・』

それはつまりユルもとても良い家柄の子息ということになる

(あ~ここに集まっている連中は、みんなお坊ちゃまばっかりなんだ。)

そうチェギョンが心の中で呟いた時、シンはパーティーの始まりを宣言する

『今日はみんな・・・俺の誕生日を祝いに来てくれてありがとう。
料理も酒もふんだんに用意している。食べて飲んで存分に楽しんでいってくれ。』

シンがそう告げた直後、シンの周りに招待客は集った

もちろん高級デパートの包装紙に包まれた品々を手に持って・・・つまり誕生日プレゼントということになる

チェギョンとガンヒョンは遠巻きにそれを眺め話をする

『ちょ・・・ちょっとぉ~あれ・・・ワールドデパートの包みじゃん?アタシ・・・ワールドデパートなんて
入ったこともないわ。』
『うおっ・・・中から出てきたのは宝石がちりばめられた時計だ~!なんだこの世界は・・・』
『あっちは・・・ひえ~~ワニ革のベルトだって・・・』
『ありえないっつ~の・・・』

ガンヒョンはシンへのプレゼントをギョンに任せなくてよかったと心から思った

なぜなら最初に包みを開けた宝石がちりばめられた時計は、ギョンのセレクトだったからだ

『アタシ・・・どこにでもあるようなハンカチなんだけど・・・』
『大丈夫ガンヒョン・・・私もどうってことないポケットチーフだよ。
ま・・・まぁ私達は今日、招かれたんじゃないしね♪』
『そうよね。動じずこれ・・・渡して来るわ。』

ガンヒョンはシンの元へ行き、包装されたハンカチを手渡した

『イ・シン・・・ほんの粗品だけど・・・』
『ガンヒョン・・・気を遣わなくていいのに・・・』

するとすかさずギョンが顔を出した

『シン~~俺がそれ貰ってもいいけどぉ~♪』
『馬鹿ね…アンタにあげたんじゃないわよ。』
『そうだギョン。これは俺が貰ったプレゼントだからお前にはやらない。』

ギョンはガンヒョンがシンに手渡したプレゼントがよほど気になるらしく、穴が開きそうなほど見つめていた




プレゼント贈呈式が終わった後、客たちはそれぞれに料理をチョイスするためにテーブルに向かう

ユルもチェギョンを誘って料理を取に行こうとしていた

『チェギョン・・・料理を取に行こうよ。』
『えっ?いや・・・私は今日、しもべだし・・・』

するとそれを見ていたシンはチェギョンに早速しもべ指令の為の手招きをする

『チェギョン・・・』
『はぁ~~い!』

小走りにシンに駆け寄ったチェギョンは、手持無沙汰をこれで解消できると目を輝かせた

『シン君・・・何をしましょうか?』
『料理を取って来い。』
『了解。どんなものがお好みで?』
『お前の目で見て美味しそうだと思えるものを盛りつけて来い。』
『了解~~♪』

こういう時に功を奏すのは、美術科専攻ゆえの芸術的センスだ

(あ・・・これ美味しそう~♪こっちも食べたい~~♪)

大皿にがっつり盛り付けるのではなく、あくまでも繊細にそして色鮮やかに・・・

チェギョンの芸術的盛りつけが完成する

そして意気揚々とそれをシンの元へ持って行ったチェギョン

ところがシンは既に料理を食べているではないか!

『し・・・シン君?これ・・・』
『あ~それはお前が食べろ。』
『えっ?なぜ?』
『俺は自分の分を取って来たから、それはお前のだ。』
『へっ?』

折角綺麗に盛り付けた料理を見つめチェギョンが呆然としている時、自分に注がれる視線に

チェギョンは気が付いた

ミンが・・・勝手口に続く部屋からこちらを覗いて見ていたのだ

チェギョンハにやりと口角を上げると、フォークを一本持ちミンの元へ向かった

そして勝手口に続く扉を開けた

『おばさ~~ん♪』
『チェギョンちゃ~~ん♪』
『おばさん、シン坊っちゃんったら、料理を取って来いって命令したのに私に食べろって言うんですよぉ・・・
こんなに綺麗に盛り付けたのにぃ・・・』
『まっまぁ~♪すごく綺麗に盛り付けられている事。お料理も100倍美味しそうに見えるわね。』
『でしょ~~♪おばさん・・・これ、召し上がってください。』
『えっ?でも私は・・・』
『いいじゃないですか~ばあやさんだってたまには贅沢しないと~~♪』
『(う~~ん…もうお食事済ませちゃったのよぉ・・・でも、折角チェギョンちゃんが盛りつけてくれたんですから
ここは是が非でも食べるべきよね。)そう?じゃあ・・・いただこうかしら。』
『おばさん、飲み物も持ってきます。何がいいですか?』
『そうね~~アイスのロイヤルミルクティープレミアムで・・・』
『えっ?プレミアム?』
『あるのよぉ~♪生クリームを使用したプレミアムが・・・』
『すごい!』
『すごいでしょ~~♪』
『ではすぐに持ってきますから、召し上がっていてくださいね~♪』
『わかったわ♪』

ミンは勝手口の椅子に腰掛けチェギョンの盛りつけた料理をじっと見つめる

(なんて綺麗な盛りつけなのかしら。しかもバランスが取れているわ。
うちのコックさんにもこれを見せたいくらいよ。そうだわ。写真を撮っておきましょう。)


ミンはスマホで一枚写真を撮ると、それからようやく料理を口に運んだ

(味が美味しいのは当たり前だけど、このバランスの取れた色彩・・・料理のチョイス・・・申し分ないわ。
チェギョンちゃんったら…やはりできる子なのね~♪私の目に狂いはなかったわ。おほほほほ~~♪)

目を細め空腹ではないのにチェギョンの盛りつけた料理を次々と口に運ぶミン

そこにチェギョンは、グラスに氷が入ったロイヤルミルクティープレミアムを持ってくる

『おばさん・・・あのドリンクバー凄いですね~~♪』
『ね~~素晴らしいでしょう?でもチェギョンちゃんの盛りつけも最高だわ。』
『えへへ~~それほどでもぉ~♪あ・・・そろそろ戻らないと・・・』
『そうね。戻った方がいいわ。』

チェギョンはリビングに戻り、シンの元へ行き何かすることがないか問い掛けた

『シン君・・・何かご用命は?』
『先程の料理は食べてしまったのか?』
『えっ?あれは・・・ばあやさんに・・・』
『ばあや?・・・まぁいい。とにかくお前も食事をしろ。』
『えっ?』
『ほら・・・ガンヒョンも食べているだろう?』

チェギョンがガンヒョンに視線を向けると、ガンヒョンはギョンに料理を盛りつけられ

それを食べさせられている最中だった

『いいの?』
『あぁ。とても食べきれない量だろう?』
『うん。確かに・・・じゃあ遠慮なく~~♪』

チェギョンは皿を持って再び料理を盛りつけ始めた

今度は自分用だと思うと、さほど気合も入らない

なんとなくバランスよく、食べたいものをチョイスしそれらを盛りつけると・・・席について食事を始めた

『いや~~ん♪この煮込み美味しすぎ~~♪このサラダも最高のお味だよ。
はぁ~このパエリア・・・魚介の味がすごく出てるぅ~♪』

チェギョンのそんな様子を見て口角を上げながら、シンは隣の席に着いた

『お前は黙って食事ができないのか。くくっ・・・』
『あっ・・・失礼。だって~美味しいものを食べた時は食べ物に感謝しなくっちゃ♪
でもさ・・不思議なんだけど、おうちでこんな美味しい料理が毎日食べられるのに、どうしてファミレスに来るの?』

まさか…≪お前の顔が見たいから≫・・・とはとても言えないシンだった



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今日は・・・私の叔母と従妹がやってきたんですぅ。
四時までいたので…短いけど許してください~♪

腰はね・・・もう湿布貼らなくても大丈夫。
痛みもかなり和らぎました~♪

なんだか食べ物ネタで終わってしまった。
よほどお腹が空いているのかしら?私・・・(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!



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