春が来て・・・新年度が始まった頃、私の大事な孫娘ピョルが短期海外留学先から帰国した
私とチェギョンさん・・・そしてハヌルとウォルは家から空港に駆け付け、夫とシンは会社から空港に駆け付けた
ピョルの乗った飛行機が到着したとのアナウンスが流れ・・・私達はゾロゾロと並んでピョルが現れるのを待った
一目で我が家族だとわかるように、横断幕まで用意したのよ
≪ピョル~お帰り~~❤≫
ピョルの帰国を待ち侘びた思いを、その横断幕に精一杯込めたわ
そんな私の様子に呆れたシンは、クレームをつけるのよ
『母さん・・・いくら何でもやりすぎじゃないですか?これじゃあピョルが恥ずかしいでしょう?』
『そんなことある筈ないわ。ほら・・・チェギョンさんだって文句も言わず横断幕を持ってくれてるでしょう?』
横断幕の反対側はチェギョンさんにお願いしてあるの
チェギョンさんは私の気持ちをよく理解してくれているから、満面の笑みでそれを持ってくれているわ
あら?あそこに見えるのはハン家の奥様じゃない~~?
あ・・・あの嫁もいるわ
あの嫁め~~なんと憎らしいこと!その軽いお口を縫って差し上げようかしら・・・
なんて心の中で毒づきながら、私はハン家の奥様に微笑みかけその直後お嫁さんに冷たい視線を
向けてやったわ
私の冷たい視線はね・・・結構威力があるそうなの
だって~~シンの母親ですもの当然でしょう?おほほほほ~♪
チェギョンさんもハン家の奥様に気が付いたらしく、笑顔で会釈をしたわ
それを見たハン家の奥様の嬉しそうなお顔ったら・・・
ハン家の奥様・・・チェギョンさんにベタ惚れだから、お嫁さんは比較されて大変ね~おほほほほ~♪
あっ!ピョルが出てきたわ
私達に向かって大きく手を振っているわ~~♪あ~ピョル・・・うちの孫娘はなんて別嬪さんなのかしら
テヤン君と並んで歩いていると、まるでファッションショーのモデルさんを見ているようだわ~♪
ふと・・・隣に立っているシンの横顔を窺い見た時・・・シンはピョルに向けて目尻を下げて微笑んだあと
一緒に歩いてきたテヤン君に凍り付きそうな視線を浴びせたわ
さすが・・・私の息子だわ・・・
ピョルは長い脚を颯爽と運び私達の元に駆け寄ると、家族にいきなり抱きついたのよ
『みんな~~ただいま~♪』
『『ピョル~~お帰り~~♪』』
チェギョンさんもこんなに長くピョルと離れたのは初めてだったらしく、うっすらと涙目になっているわ
そうでしょうとも~ピョルとはずっと二人三脚で生きてきたんですものね・・・
あ~やっとピョルが帰ってきたわ~♪
私はピョルを撫でまわすように抱き締め、嬉しさを表現した
家族中が次々とピョルを抱き締める
ウォルに至っては脚にしがみついて抱っこをせがむ・・・ウォルも寂しかったものね
家族との熱い再会の挨拶が済んだ時・・・ハン家の奥様が私に話しかけてきたわ
『イ家の大奥様・・・折角ですからご一緒にお食事でもいかがでしょう。』
あら困ったわ・・・もうピョルの好物一杯用意してきちゃったのよね
そう思っていたら隣りでシンが口を挟んだ
『折角のお誘いですが我が家は予定がありますのでこれで失礼いたします。』
そんなシンのクールな口ぶりに、ハン家の嫁ったら目をハート型にしたのよ
あぁぁ・・・この程度の嫁ならハン家の奥様も大変ね
私は角が立たないようにハン家の奥様に返事をした
『そうなんです。ハン家の奥様ごめんなさいね。もう食事の準備を済ませてきてしまったんですの。
ピョルの好物が用意してありますから、また日を改めてお誘いくださいね~♪』
『あぁ・・・残念ですわ。イ家の大奥様・・・ではまたお逢いしましょう♪』
私達はハン家の奥様とそのご家族に会釈をし、空港を後にした
夫とシンはピョルをどうしても自分たちの車に乗せたいらしく、さっさと荷物をトランクに詰め込んだ
仕方がないわ・・・譲ってあげましょう
私は留学先にも逢いに行ったことだし~♪
家に帰り着くまでの間・・・ピョルはシンから質問攻めにあっているんじゃないかしら
それがとっても心配だったわ
家に到着した時・・・ピョルはお小遣いの中から家族と使用人さんたちに買ってきたお土産を。
満面の笑みで手渡した
庭仕事に入ってくれる職人さんにまで買ってきたのよ
気の回る孫娘だわ
そりゃあもう大量のお土産だから、それぞれに大したコストはかかっていないけれど・・・それでも気は心よ
いい娘に育ったわね・・・ピョル
これもチェギョンさんの教育の賜物だわ
お茶を頂いた後・・・リビングにはピョルの好物がたくさん並べられた
あら・・・私が作っていかなかったものまで並んでいる
これはメイドさんの配慮ね。素敵だわ・・・
ピョルもテーブルに並んだ好物の数々を目にして、本当に嬉しそうな声で言った
『わぁ~私の大好物ばっかり~♪韓国料理に飢えていたんです。嬉しい~~♪』
『さぁ~ピョル召し上がって♪』
『はい!いただきま~す♪』
美味しそうに料理に手を付けたピョル
そんな様子をみんなも幸せそうに見守っている
『ほらほら・・・皆も召し上がれ。』
私に言われるまで全員がピョルに釘付けだなんて、本当に困ってしまうわ
家族全員が揃った食卓はとても温かく・・・みんな食が進んだみたいよ~♪
私もご飯が美味しかったわ♪
春休みを満喫する間もなく、ピョルは新学年を迎え学校に登校していった
高校二年生になったピョル・・・これからどんなことが起こるかしら
テヤン君との進展も楽しみだけど、シンの嫉妬が少し怖いわ
まぁその時にはまた、チェギョンさんにガツンと拳骨を落していただきましょうか
お~ほほほほほ♪
今日はD様が途中帰ってきていたので
更新が大変遅くなりました。
しかも短いし(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!
あぁぁ・・・はにゅ~君よくやった!
鳥肌立ちました~❤
いろいろご心配おかけしました。
復活いたします。
更新が大変遅くなりました。
しかも短いし(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!
あぁぁ・・・はにゅ~君よくやった!
鳥肌立ちました~❤
いろいろご心配おかけしました。
復活いたします。