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Channel: ~星の欠片~
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恋より甘く愛より熱く 1

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出逢いからちょうど一年のクリスマスイブ・・・見事イ・シン先生の彼女の座を射止めた私

美男と野牛カップルだなんて言わせない!

暫く恋愛と遠ざかっていたシンさんに、私という人間が恋人と認められたんだもの♪

でも・・・いきなり≪一緒に暮らしませんか?≫という言葉には心底驚いちゃった

だって・・・お付き合いもしていないのにいきなりだもの・・・

後日、私はシンさんにその言葉の真意を聞いてみた

『シンさん・・・あのクリスマスイブの日、どうして一緒に暮らそうなんて言ったんですか?』
『あ?あぁそれは・・・俺もずいぶん考えてのことだったんだ。』

あの日から彼の口調は、患者扱いの口調ではなく・・・自分の事も≪俺≫というようになっていた

益々シンさんが身近に感じる~♪

『考えての事・・・がいきなり同棲ですか?』
『あぁ・・・仕事をしていても君があのセクハラ上司に着け狙われるんじゃないかとか・・・頭を過ってしまうんだ。
だが・・・散々自分の事を話してしまった俺だったから、いざとなると言葉が出てこなくて・・・。
一緒に暮らせばとても安心できるような気がしたんだ。』
『つまりそれって・・・』
『それだけ君に惚れたってことだ。』
『きゅ~ん❤』

彼は照れ笑いを浮かべ、人差し指で私の額を突いた

まぁ≪一緒に暮らす件≫は先の話として、今は素敵な外科医と恋を楽しんでいる

一生のうちこんなに充実している時はないなって自分でも思ってしまうわ



年末・・・仕事納めになった私達は頻繁に逢った

彼のマンションで軽いおつまみを作って、ワインで乾杯し・・・そのまま泊まってしまうなんてこともしばしばあった

そんな時思ってしまうの

洗面所の棚の中に女性ものの化粧品があったりしたらどうしよう・・・とかね

でもそういった類のものは一切見当たらなかった

きっと・・・片付けたんだろうなぁ・・・

暫く彼女を作らなかったと言っていたから・・・

でも意外なことを聞いてしまって、自分でもびっくりよ

『そんなことを気にしていたのか?生憎だが・・・この部屋に君以外の女性を連れてきたことはない。
あ・・・母は別として・・・』

彼女だった女性を・・・この部屋に連れてきたことはない?不思議・・・

じゃあ逢瀬は一体どこで?

あぁやめておこう

そんなことを考えると、逢ったこともない昔の彼女の存在で頭の中が一杯になって大変だ





年末年始の間・・・スイートでプラトニックな時間を過ごした私達

それは・・・私の部屋だったり彼の部屋だったり、あの落ち着くバーだったり

逢う度にシンさんが身近に感じられ、益々彼を好きになる自分がいた

もちろん…職場からのの緊急呼び出しは相変わらず続いていたけど、私は自分で心に決めたとおりに

シンさんを笑顔で送り出した



そろそろ年始の業務が始まる直前、私とシンさんはフレンチレストランへ食事に出かけた

ん~~フレンチ・・・食べた気がするかなぁ・・・

人よ℗り食べることが好きな私は、少し心配になる

だって何時もシンさん・・・自分の分の料理を私に分けてくれるんだもの

ボーイさんに案内された席に着いた時・・・隣の席に座った女性の一人がシンさんを凝視していた

シンさんもその視線に気が付き、一瞬ギョッとした顔をする

『シン・・・?久しぶりね。』
『ええ。お久しぶりです。ご結婚されたと伺いました。おめでとうございます。』

ウエーブのかかった長い髪を揺らす綺麗な女性・・・シンさんと同じ歳くらいだろうか

『あら・・・一体いつの話?とっくに別れたわ。』
『そうでしたか。』

その女性はちらと私に値踏みするような視線を向けると、シンさんんに問い掛けた

『新しい・・・彼女?』
『ええ。真剣にお付き合いしている女性です。』

どこまでも敬語で話すことをやめないシンさん・・・ひょっとしてこの女性は歴代の彼女さんの一人?

あぁぁ・・・なんてセクシー系の女性なんだろう

こういう人はスポーツブラなんかもセクシー系なんだろうな・・・

シンさんはその女性に話しかけられないようにメニューに視線を向けると私に話しかけた

『チェギョン・・・シェフのおすすめコースにしようか?』
『はい。それがいいです。』
『飲み物は?』
『アイスティーで・・・』
『ここのメインディッシュは肉か魚を選べるんだ。君は・・・肉かな?』
『もちろんです♪』

シンさんはボーイさんを呼びつけると注文を済ませた

その後、隙を与えないように私に話しかけるシンさん

隣りの席に座った女性は、一緒に来ていたお友達と席を立ちあがると去り際にシンさんに告げた

『シン・・・お先に失礼するわ。積もる話もあるのよ。電話するわね。』
『生憎・・・あなたの電話番号は削除しましたので掛けてきても取らないでしょう。どうぞお幸せに・・・』

もちろん私が一緒にいるからだとは思うけど、そんな冷たいシンさんの言葉に

その女性は非常に面白くなさそうに去っていった


その女性が店内から出て行った後、私はシンさんに問い掛けた

『シンさん・・・良かったんですか?』
『何がだ?』
『昔の彼女さんでしょう?あんなに冷たい言い方をして・・・』
『くっ・・・俺には話すことなど何もないし、あの女性と話す時間すら惜しい。
そんな時間があるならチェギョンと一緒にいる。』

にゃほほほ~~♪

こうやって簡単に私の心を支配してしまうシンさん

私はとんでもなく極上で大変な人を恋人にしたのかもしれないな・・・



イメージ 1

食いしん坊のサンタクロース★と同じように
こんな感じで交互に二人の目線で書いていきます❤
良かったらお付き合いくださいね~~♪

ところでさ・・・うちの次男君
今朝6時半からロードバイクで出掛け
お昼頃 しずおかニャウ
つい先ごろあと少しで もとすこ
大丈夫か~~?帰って来られるのか~~?
母は心配でかないません。

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