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Channel: ~星の欠片~
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グランマ大憤慨

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月日が経つのはとても早いものだわね・・・

私の可愛い孫娘ピョルは高校生になってから随分女性らしくなった

元々大人びて見えるピョルだったけど、高校生になってから特にそう感じるようになったわ

父親のシンは・・・驚くほどに口煩くなって・・・自分よりもピョルの帰宅が遅いと小言を言う始末

このくらいの年齢はね・・・学校やお友達との語らいが楽しくて仕方がないものよ

そんなに口煩いと嫌われるわよ!

おもわずそう言いたくなるほどよ

シンの心配もわかるわよ。愛妻チェギョンさんにそっくりな容貌のピョルだもの・・・

でも高校生にもなると何かと忙しいのよ

判で押したように早く帰って来る主人やシンとは違うのよ!

あまりにも干渉しすぎるシンに、私は少し不安を募らせていた

高校生になってもう八カ月・・・世間はクリスマスイルミネーションが煌く季節よ

ピョルは教えてくれないけど・・・もしかしたら彼がいたりするかもね~♪

そんなことを考えながらチェギョンさんと夕食の支度をしていたら・・・我が家の入り口にあるチャイムが鳴ったの

あ・・・きっとピョルだわ♪

私は慌てて庭に続く門扉の鍵を開けようと、玄関に向かった

『グランマ~ピョルですぅ~♪』

はいはい。今開けますからね~♪

鍵を開けた私は、モニターに映し出されたピョルの隣に男の子がいることに気が付いた

あら~~?ピョルを送ってきたのかしら~♪ピョルより背が高いなんて優秀だわ

二人はまだ何か話をしている・・・いやぁ~聞くつもりはなかったんだけど、やはり興味がね・・・

だって~ピョルが男の子に送られて帰宅したのよ

そのまま私は二人の会話に、こっそり聞き耳を立てていたの~おほほほほ・・・

『ピョル・・・一体どうするんだよ。』
『う~~ん。まだ迷っているんだよね。』
『何を迷う必要があるんだよ。成績優秀者だけが行ける短期留学だぞ。こんな名誉なことがあるか?』
『うん。そうなんだけどさぁ~・・・』

えっ?短期留学生に選ばれたの?すごいわ~ピョルったら・・・さすがね

思えばシンも確か短期留学生に選ばれて、三カ月間だけ海外留学したわね~♪

シンと同じ高校に進学したピョル・・・その頃の風習は続いているのねとなんだか懐かしくなったわ

ところが・・・

『もしかして家族に言い難いのか?≪なさぬ仲≫だから・・・』
『えぇっ?ハン・テヤン君・・・ちっ違うよぉ・・・』
『隠さなくてもいいよ。俺、知ってるんだ。お前んち再婚だろう?』

なんてことなの?ピョルがイ家の子になってからもう六年も経つのに、まだそんなことに煩わされているの?

ピョル・・・言ってやりなさい

なさぬ仲なんかじゃないって!堂々と言うのよピョル~~!

ピョルが何か言おうとした時だった

あ・・・最悪だわ。シンの帰宅と鉢合わせるなんて・・・

シンは車からわざわざ降りると、ピョルに向かって歩いていったわ

何を言うつもり?人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじゃうのよ!やめなさい!

やめておきなさいシン~~!

でも…やはり案の定

『ピョル・・・帰りが遅いじゃないか。みんなが心配するだろう?』
『あ・・・パパお帰りなさい。』
『早く家の中に入りなさい。』

シンは傍らにいるその男の子に、多分相当威圧的な視線を向けたと思うわ

『君は?』
『あ・・・ハン・テヤンと申します。』

あら・・・大人にちゃんとした口が利けるなんて、この子…いいおうちの子ね

『ピョルとの関係は?』

あ~~シン!あなたは刑事じゃないのよ。そんな尋問するような聞き方って~~!

『クラスメートです。』
『そうか。ピョルにはまだ異性とのお付き合いは早いと考えているんだ。もうピョルを送ってこないでくれ。
遅くなった時には家族に迎えに行かせるから・・・いいね。』
『は・・・はい。』

シンに頭を下げて去っていったハン・テヤン君(って言ったかしら?)

ちょっと誤解している部分はあったけど、なかなかいい子に私には思えたのに・・・

シンったら~~~酷いじゃないの!

ピョルの初恋を木端微塵にぶち壊すような言動は、私が許さなくってよ!



家に入ってきたシンとピョル

シンはネチネチとピョルを質問攻めにしているわ

『ピョル・・・さっきの男の子は一体なんだ?』
『あ~中学からの友達で部活も一緒なんだ。だから送ってくれただけ・・・』
『付き合っている・・・とかじゃないよな_まさか・・・』
『違うよぉ。ピョルはパパが一番好きだもん❤』
『くっ・・・そうか?そうだよな。パパほどの男なんてなかなか・・・』

シン…いい加減にしておきなさい。チェギョンさんに怒られるわよ!

『シン君?さっきから一体何を怒ってるの?別にいいじゃない。ピョルを送ってくれる男の子がいたって・・・
暗い道を一人で帰るより余程安心だわ。』
『チェギョン・・・それはダメだ。男なんていつ狼になるかわからない。』
『あ~はいはい。確かシン君もそうでしたね~♪』

ほら見てごらんなさい!藪蛇じゃないの~おほほほほ・・・

シンはチェギョンさんにやり込められて、黙り込んでしまったわ

少しは黙っていなさいって感じね~♪

チェギョンさんはやはりピョルを送ってくれた子の事が気になるみたい

『それでピョル・・・その子ってどんな子なの?』
『ん~~どんな子?身長はピョルより5センチ高くって・・・今でも身長を伸ばすために毎日牛乳飲んでいる子。』

それってピョルが好きだからもっと背を伸ばしたいって意味じゃないのぉ~~♪

『そう。ピョルより背の高い子はあまりいないから希少価値よね。』
『うん。そうなんだよ。みんな男子はピョルと並ぶと劣等感を感じるってあまり話しかけてこないけど
ハン・テヤン君だけは別。あの子は中学の頃からとても気が合うんだ♪』

あら♪ピョルもその子に好意的じゃないの~~!

あ・・・拙いわ。シンの顔色が変わっていくわ

私は咄嗟に機転を利かせてこの話を中断させた

『さぁ~もうグランパもお帰りになる頃だし、シンとピョルは着替えていらっしゃい~♪
ハヌル~ウォル~~手を洗ってきなさ~い♪』
『『は~~い!グランマ♪』』

ハヌルとウォルはピョルを間に挟んでいつも食事を摂る

ピョルはまだ幼いウォルの介添えをしながら、ハヌルをしつける

『あぁ~もう!ウォル・・・こんなに零しちゃって・・・
ハヌル・・・ダメでしょ?好き嫌いしたら~~!』
『ん~~だってピョル、僕は人参が嫌いなんだよ。』
『ダメッ!パパのようにカッコいい男になるには、好き嫌いなんかしてちゃ~~ダメなの!』

ピョルの一言で嫌いなものをこっそり残そうとしていたシンでさえ、必死の思いで口の中に入れたわ

ピョルったらさすがね~♪

こんな風にピョルはやはり我が家のアイドルであり続けたの・・・



でも…どうしてピョルは短期留学の話を家族にしないのかしら・・・

私の中に大きな謎が残った




そんなある日・・・私は久し振りの奥様会の為、チェギョンさんに家の事を任せておめかしをして出かけて行ったわ

正直言うと代替わりしている人も多いから≪大奥様会≫って言うのが本当のところだけどね、おほほほほ・・・

まぁこの辺りのマダムが集う店って言ったら、一番はこの店かしらね

私達はその店のVIPルームで近況を語り合ったの

『イ家の奥様・・・ピョルちゃんはずいぶん綺麗になったことでしょうね。』
『ええそりゃあもう・・・お嫁さんが美人さんだからピョルも人目を引く別嬪さんなんですの♪おほほほほ~』
『なんでもモデルさんにスカウトされたとか噂に聞きましたわ。』
『あ~~ピョルが街を歩けば、大手エージェンシーの名刺がごっそり手に握らされておりますの。』

これは嘘ではない

現に私と歩いていてスカウトされたことがあるくらいだもの

『ちょっと失礼。洗面所に行ってきますわ。』

あ~調子に乗って水分を摂り過ぎたかしら・・・

いそいそと洗面所に向かう私・・・

そうしたら洗面所を出てきた時、聞き覚えのある名前を耳にした

『イ・ピョルちゃんって言ったらあのイ家のお嬢さんでしょう?』
『イ家のお嬢さんといっても、どうやらお嫁さんの連れ子らしいのよ。』
『あら~そうなの?折角いい家柄のお嬢さんと一緒に留学すると思ったのに・・・』
『うちのテヤンが、そんな複雑な家庭環境の子と親しくなるなんて私は嫌だわ。』
『そうね~何かと面倒だし困ってしまうわね。でも学校側も学校側よ。なぜそんな複雑な子を短期留学生に
選んだのかしら・・・』

これってひょっとして・・・私の最愛の孫娘の事を噂の種にしているのかしら?

複雑な家庭環境・・・お嫁さんの連れ子・・・ピョルをそうさせたのは私と主人よ

ピョルには何の罪もないわ

そんなピョルを・・・侮辱するなんて絶対に許せないわ

私はそのご婦人方が食事をしているテーブルの横に立った

『失礼ですが、今噂していたのはイ・ピョルのことでしょうか?
イ・ピョルは私の大事な孫娘なんですけど、複雑な家庭環境でもお嫁さんの連れ子でもありませんわ。
あの子はれっきとしたイ家の血を引く娘なんですよ。成績だって優秀ですしどこに出しても恥ずかしくない
私の自慢の孫ですわ。大人の事情であの子には辛い思いをさせてしまいましたが
世間から後ろ指差されるような子ではありません。
今度もしピョルの噂を、こんな誰の耳に入るかわからない場所でなさるのであれば、
その時はこの私が許しません。
ハン家の若奥様でいらっしゃいますよね?よく覚えておいてくださいまし。
お食事中大変失礼いたしました。』

頭の上から湯気が噴き出すかと思ったわ

私は思いの丈をぶちまけてそのテーブルから去ったけど・・・・

よくよく考えてみたらもしかして私ったら、ピョルの好きな人の母親に喧嘩を売っちゃったのかしら

あらやだどうしましょう・・・


でもその晩・・・家の電話がいつになく大きな音で鳴り響いた




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あら・・・続いちゃったわ(≧▽≦)ノ”ギャハハハ!

本日はイレギュラー更新なので
申し訳ない
コメントの御返事は明日一括でさせておくんなまし(爆)

少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。
ではまた明日~★





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